ブレイク中の「世界で最も気持ち悪い男」は、クリエーターによる自作自演ではないのか? 本人を直撃
『妄想彼女』という本をご存じだろうか? 架空の彼女とのデートを脳内妄想し、それをあたかも彼女が実在するかのように撮影した写真と共に紹介するスタイルの写真エッセイはネットから口コミで話題となった。著者の地主恵亮氏はバラエティ番組に出演したり、朝日新聞がインタビューを掲載するなど注目を集め、最近では飲料メーカーがCMに起用、ついには英ガーディアン紙で“世界で最も気持ち悪い男”として取り上げられたという。
●一見すると彼女とのいちゃつき写真だが……
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=827104
●実は全て自作自演
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=827105
記者自身も第一印象として気持ち悪さが先行したことは認めるが、それ以上に妄想を誰にでも真似できる手身近な方法で具現化したという意味で素晴らしいクリエーターであると感心した次第。さらにいえば、彼の手法はSNSユーザーが簡単に真似できるので、ネットから口コミで火がつくのではないかとも予測していた。あの朝日新聞がいち早く取り上げたのは流石に予想外ではあったが(笑)
そんな地主氏がファンと交流イベントを行うと聞いて記者も現地に赴いて話を聞いてみた。“世界で最も気持ち悪い男”とはどんな人物なのか? それが実は自作自演ではないかという記者の率直な疑問もぶつけてみた。
――“気持ち悪い”をウリにしている地主さんのイベントですが、若い女性ファンばかりじゃないですか。正直、騙された気分ですよ。しかも美人ばかり。
自分でも驚いています(笑)。でもファンの方に「じゃあ僕とつきあってください」って言ったら、もしかしたら一緒に食事くらいはしてくれるかもしれない。けれど、そこから先は絶対に何も起きないと断言できますよ。過去に好きになった女性と食事する機会がなかったわけじゃないですけど、何故か2回目がないんですよね。自分では何か“しでかした”つもりもないし、相手からもはっきりNOと言われたわけではないんですが、誘っても2度と会ってくれない。理由が分からないから本当に女性不信になりますよ。僕は何か悪いことをしたんだろうかって……。
――本当ですか? ファンとも自然な形で話せているし、聞けば美大出身だっていうじゃないですか? クリエーターの自作自演っぽい感じがして、どうも信用できません。
(真顔で)彼女がいないどころか、友達もほとんどいませんでしたから。高校でも帰宅部で……。あまりに暇なので町の絵画サークルに入ったんです。そこに好きな女のコがいたからなんですけど(笑)
――でもそれがきっかけで美大に進んだんですよね?
そういう風に見えるかもしれないんですが、それもたまたまです。僕は勉強があまりできなかったんで普通に受験したら、大学受験はけっこう厳しいことになると覚悟していました。そんなとき、たまたまムサビ(武蔵野美術大学)で推薦入試が始まるという話を聞いて、面接中心の試験なら上手くやれば潜り込めるかなと。
ちなみに僕が入ったのは比較的倍率の低かった映像学科。だから絵画はほとんど関係ないですね(笑)。面接対策として映画史をとにかく詰め込んだら入れちゃったんですよね。できたばかりの制度で倍率が高くなかったのも勝因かな。面接ではアカデミックな大学教授が好みそうな学生を演出しましたね。自分では面白いとは思えないし、意味さえよく分からないような映画をたくさん覚えて、それを面接でぶつけたら、「君は○○が好きなのか!」と面接官が食いついてきて。目立つための逆張りですね。あざといですけど、その瞬間「勝った!」と思いましたよ。
でも同じく東京の美大を受験した僕の好きだったコは落ちちゃったんですよね。それがモチベーションだったのに……。
⇒【後編】に続く https://nikkan-spa.jp/827505
<取材・文・撮影/大澤昭人(本誌)>
【地主恵亮】
’85年福岡県生まれ。フリーライターとして人気Webサイト『デイリーポータルZ』を中心に執筆。架空の恋人を妄想して楽しむ“ひとりデート”を発案。その記録をまとめた『妄想彼女』(鉄人社刊)が話題に
●実は全て自作自演
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=827105
記者自身も第一印象として気持ち悪さが先行したことは認めるが、それ以上に妄想を誰にでも真似できる手身近な方法で具現化したという意味で素晴らしいクリエーターであると感心した次第。さらにいえば、彼の手法はSNSユーザーが簡単に真似できるので、ネットから口コミで火がつくのではないかとも予測していた。あの朝日新聞がいち早く取り上げたのは流石に予想外ではあったが(笑)
そんな地主氏がファンと交流イベントを行うと聞いて記者も現地に赴いて話を聞いてみた。“世界で最も気持ち悪い男”とはどんな人物なのか? それが実は自作自演ではないかという記者の率直な疑問もぶつけてみた。
――“気持ち悪い”をウリにしている地主さんのイベントですが、若い女性ファンばかりじゃないですか。正直、騙された気分ですよ。しかも美人ばかり。
自分でも驚いています(笑)。でもファンの方に「じゃあ僕とつきあってください」って言ったら、もしかしたら一緒に食事くらいはしてくれるかもしれない。けれど、そこから先は絶対に何も起きないと断言できますよ。過去に好きになった女性と食事する機会がなかったわけじゃないですけど、何故か2回目がないんですよね。自分では何か“しでかした”つもりもないし、相手からもはっきりNOと言われたわけではないんですが、誘っても2度と会ってくれない。理由が分からないから本当に女性不信になりますよ。僕は何か悪いことをしたんだろうかって……。
――本当ですか? ファンとも自然な形で話せているし、聞けば美大出身だっていうじゃないですか? クリエーターの自作自演っぽい感じがして、どうも信用できません。
(真顔で)彼女がいないどころか、友達もほとんどいませんでしたから。高校でも帰宅部で……。あまりに暇なので町の絵画サークルに入ったんです。そこに好きな女のコがいたからなんですけど(笑)
――でもそれがきっかけで美大に進んだんですよね?
そういう風に見えるかもしれないんですが、それもたまたまです。僕は勉強があまりできなかったんで普通に受験したら、大学受験はけっこう厳しいことになると覚悟していました。そんなとき、たまたまムサビ(武蔵野美術大学)で推薦入試が始まるという話を聞いて、面接中心の試験なら上手くやれば潜り込めるかなと。
ちなみに僕が入ったのは比較的倍率の低かった映像学科。だから絵画はほとんど関係ないですね(笑)。面接対策として映画史をとにかく詰め込んだら入れちゃったんですよね。できたばかりの制度で倍率が高くなかったのも勝因かな。面接ではアカデミックな大学教授が好みそうな学生を演出しましたね。自分では面白いとは思えないし、意味さえよく分からないような映画をたくさん覚えて、それを面接でぶつけたら、「君は○○が好きなのか!」と面接官が食いついてきて。目立つための逆張りですね。あざといですけど、その瞬間「勝った!」と思いましたよ。
でも同じく東京の美大を受験した僕の好きだったコは落ちちゃったんですよね。それがモチベーションだったのに……。
⇒【後編】に続く https://nikkan-spa.jp/827505
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