更新日:2015年08月28日 17:32
仕事

家賃キャッシュバック(!?)の激安物件があった

社会人1年目の大崎直人さん(仮名・25歳)が激安物件に住み始めたきっかけは、大学で留年が決まり奨学金がなくなることだった。 「駅近で初期費用10万円以内の物件を探してたんですが、なかなか条件の合う物件がなくて。結局、不動産屋から提示されたチラシの下から自分で『敷金礼金ゼロ。初月家賃と保証料込みで6万円』の物件を発見。最初は相手も渋った感じで、勧めてこなかったんです」 実際、物件を見に行くとお風呂はなかったものの、6畳に収納付きで即決。しかも、住み始めると家賃以上のメリットがあった。

帰宅時間も不規則で水道費を払い忘れ、止まってしまったことを機に自宅前の公衆トイレを使用。現在、ライフラインは電気のみ

「アクセスも良いし、風呂も徒歩1分のところにジムがあるので問題ない。あとは、裏手に住んでる大家さんに家賃を払いに行くんですけど、すごい人柄の良いおばあちゃんで、お金がないときは滞納させてくれたり。1回ダメージジーンズをはいて行ったら、『これで直しなさい』って1万円をキャッシュバック(笑)。その後も、家賃を払いに行くたびに食べ物をくれるんですよ」 さらに就職活動も、「この物件のおかげで面接官の食いつきが違った」と話す。 「今どき珍しんでしょうね。家賃のことをエントリーシートに書いてたら、『何か事情があるんだろう』って受け取られて、最後まで家話で盛り上がりました(笑)」 定職に就いた今でも、もっと良い家に引っ越す気はないそうだ。 「初対面の人に話しても、必ずネタになるし。今では自分の“キャラ”として確立してますから!」 【物件情報】 家賃30,000円 築40年木造アパート2階建ての1階。風呂なし1K。冷暖房ナシ。学生街なので、近所にコンビニや飲食店が多い。池袋・新宿駅へのアクセスも徒歩20分圏内と、便利な立地 ― 都心部家賃5万円以下の充実ライフ徹底研究【4】 ―
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