下半身の不全から始まる「男の更年期障害」
何だか体調が優れない、やる気が出ない、シモの元気もない。それは男性更年期障害(LOH症候群)の可能性あり。ホルモンバランスの崩れによる更年期障害は、女性のみならず男性にもあることが近年明らかになっている。
◆最初は男性器の不全から始まった
●M・Aさん(50歳・出版)
●発症時:47歳頃/症状:全く勃たない
自分も年かと半ば諦めていたらだんだん元気もなくなり、部下から「調子悪そうですね」と声を掛けられることが多くなってきた。
ビタミン剤でも点滴してもらおうと近所の大学病院に行くと「更年期障害」と診断され驚いた。漢方を勧めている病院だったので「加味逍遥散エキス」を処方された。
それから約3年、なかなか治らず、精神に病魔が絡みついたような感じ。
<医師の解説・テストステロン値>
◆薬指が長いほど、男性的! だが更年期にもなりやすい
「男性の精力・性欲は、テストステロンの値とともに20代半ば頃から緩やかに減少を始めます」(渋谷駅前クリニック院長の木下隆央氏)
テストステロン値の生まれつきの高さは「薬指の長さ」で実はわかる。
「胎児の時期に大量のテストステロンを浴びた人は、薬指が長くなることがわかっています。そのため薬指が長い人ほどテストステロン値が高く男性的で、逆に女性的な男性は、人さし指が長い傾向が見られます」(田中病院院長・田中優子氏)
なおテストステロンの値が高い人ほど、いちど男性更年期障害となればその落ち込みは激しいそう。“能力”の高さはリスクの高さともいえる。
【田中優子氏】
長期療養型病床「田中病院」院長。1952年生まれ、名古屋市出身。愛知医科大学卒業後、名古屋大学皮膚科に入局。研修後、名古屋第一日赤病院に赴任。結婚のため三重県に移住。長期療養型病床「田中病院」に皮膚科を新設。公益社団法人・日本女医会理事、日本医療福祉学会の評議員を務める。著書に『女医が教える老化を止める美肌術』(扶桑社刊)がある。www.tanaka-byoin.jp
― 40代以上を襲う[男性更年期]が危険すぎる! ―

|
『女医が教える老化を止める美肌術』 60歳 驚異の美肌 整形手術なし ![]() |
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
東国原英夫氏、県知事時代に体験した“男性更年期障害”の過去。発汗、不眠、やる気の欠如…「たけし軍団時代は何を言っても許されたけれど」
男性更年期障害をのりこえる「3つの筋トレ術」。1日20分で“男性ホルモン”UP
人はなぜ不倫するのか? アラフォー女性は浮気が増える要因も
下半身の不全から始まる「男の更年期障害」
メタボ、ED、うつ…男性にもある更年期障害のサイン
恋人との夜の営みを「長い時間楽しむ」ためには、どこを筋トレすべき?
今までと全然違った!「下半身リメイク」と呼ばれる美容医療のヒミツ
いきなりのアレは“痛い”だけで女性には無意味? 男性が間違っていた医学的な真実は…
結婚すると回数が減るのはなぜ? 人間と動物を比較「5つの不思議」を解説
アソコへの刺激だけじゃない! “男が勘違い”している、ベッドイン前の本当に大事なことは…
「収録中に動悸がし始めて…」男性更年期と診断されたヒロミ、治療を経験して気づいたこと
「イライラが抑えられず家族にあたってしまう」51歳男性が、医師に告げられた“意外な病気”
男性更年期障害をのりこえる「3つの筋トレ術」。1日20分で“男性ホルモン”UP
朝の勃起が減る、よく眠れない…40~50代男性なら「更年期障害チェック」を試してみて
30代で更年期障害に。「うつ病が悪化したと思った」と話す男性の症状とは?