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最初に「●年に一人の逸材」と呼ばれたボクシング選手は誰?

井上尚弥 スポーツの世界は、まさに“煽り文句”の宝庫。特に定番がなのが、「●年に一人の逸材」。

 なかでも最近では、ボクシングの井上尚弥を「1万5000年に一人の逸材」と評した大橋会長の言葉が話題になった。そもそも1万5000年前ってボクシングの存在の有無どころか旧石器時代だし! あまりに極端なこのフレーズ、なぜ生まれたのか。ボクシングライターの善理俊哉氏は、「これはボクシング界のお約束フレーズ」と説明する。

「かつて具志堅用高が登場したときに、協栄ジムの金平会長が『100年に一人』と豪語した。これに対抗してヨネクラボクシングジムの米倉会長が大橋秀行(大橋会長)を『150年に一人』と呼び、以来、優れた選手にはこうした呼び名がつけられるのがお決まりになったのです。井上選手のそれもその流れのひとつ。数字はどんどん競り上がっていますが、実際に選手をそこに誘導させる魔力を持っているフレーズなのは確かでしょう」

 一方、煽り文句には「知らない人に理解してもらう目的がある」とアマチュア野球に詳しいライターM氏は語る。

「競技に詳しくない視聴者や読者に選手の特徴を伝えるという点では意味がある。野球のドラフト前に紙面に踊る『大学野球ナンバーワン』や『○○のイチロー』などはまさにそう」

 また、最近は女子プロ野球が地方開催試合に「シンデレラシリーズ」と名付けるなど、選手以外にキャッチフレーズが付く例も。

「イメージ戦略なのでしょうが、さすがに狙いすぎ。わかりにくくて何を言いたいのかわからない。広まることはありませんでした」

 これからも幾多生まれるであろうスポーツ界の煽り文句。これを楽しみに観戦するのもありかも?

 5/19発売の週刊SPA!では、スポーツのみならず、「高速データ通信使い放題」という謳い文句から、音楽でいう「スマッシュヒット」はどこから言ってもOKかなど、さまざまな煽り文句の真実に迫っている。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!5/26号(5/19発売)

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