同級生との年収の差、いくらで友達付き合いしづらくなる?
好況感をあおる経済ニュースも聞き飽きた昨今、仕事も恋愛も勝ち組が出てくれば当然「格差」は広がることとなる。同業や同期の間での「格差」ともなると、つい目をそむけてしまいがちだが、そんな日々を送っていては負け組から這い上がることはできない。今、目の前にある「格差」を凝視し、精査することで、這い上がれるチャンスが見つかるかもしれないのだ。
ここでは、気になる「同級生格差」について紹介しよう。
◆仲間内だからこそ憎しみも倍増。実感的格差は広がる一方……
新卒時の入社先によって、すでに格差は生じる。「大学別年収ランキング」上位に並ぶ大学名を見ても、「サラリーマンの格差は入社時、遡れば大学入学時点ですでに決まっている」といっても過言ではないだろう。
「ウチはランク圏外の14位(555万円)ですか……。でも、高偏差値の大学が上位なのは悔しくないし当然。むしろ、大学の同級生や会社の同期。スタートラインが同じ仲間に差をつけられたとき、格差を強く感じますね」(33歳・上智卒・年収500万円)
<出身大学別 年収ランキング>
1位 東京大学 729万円
2位 一橋大学 700万円
3位 京都大学 677万円
4位 慶応義塾大学 632万円
5位 東北大学 623万円
6位 名古屋大学 600万円
7位 大阪大学 599万円
8位 神戸大学 590万円
8位 北海道大学 590万円
10位 横浜国立大学 573万円
==============
99位 亜細亜大学 433万円
100位 神戸学院大学 432万円
※出所:2011年に『DODA』が実施した「出身大学別年収ランキングより」
下記は、大学同期の“仲間内”での格差をリサーチしたもの。「大学の同級生との年収格差 いくらまでが許容範囲?」のアンケート調査によると、平均値の207万円を超えると「もう友達じゃない」となるのであれば、身近な人間に収入差をつけられたときのルサンチマンは相当なものだ。
「ボーナス時期、同級生同士でいくらもらったかの話になったとき、たいしてもらってなかったヤツが悪酔いして大乱闘になったんです。『俺は娘をインターナショナル幼稚園なんか入れられねえよ、悪いか』って叫びながら。それから収入の話はタブーになりました」(35歳・早稲田卒・年収450万円)
30代になると細かい収入の話をしなくなるのは、カネで友情を壊さないための方策かもしれない。
<大学の同級生との年収格差 いくらまでが許容範囲?>
※30~45歳の男性サラリーマン100人を対象
50万円以下 4%
50万~100万円以下 23%
100万~200万円以下 30%
200万~300万円以下 17%
300万~400万円以下 13%
400万~500万円以下 7%
500万~1000万円以下 2%
いくら差がついてもOK 4%
●これを以上は友達じゃなくなるゾーン⇒平均約207万円
6/2発売の週刊SPA!に掲載されている10ページに及ぶ大特集『ますます二極化する[格差の正体]を暴く!』では、資産、年収、同期、同業種、SEX、風俗にまつわる「格差」を徹底解明。我々の生活を形成する各ジャンルの「格差の正体」を暴き、その実態と深層に迫っている。格差社会のなかでいかにすればうまく生き抜くことができるのか? その回答はSPA!本誌でぜひご確認されたし! <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
『週刊SPA!6/9号(6/2発売)』 表紙の人/小嶋陽菜 電子雑誌版も発売中! 詳細・購入はこちらから ※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める! |
ハッシュタグ