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被害者が後を絶たない「飲食業界の違法労働」。嘘の時給、店での連泊は当たり前…

 飲食業界のブラックすぎる労働環境は、もはやすべての労働者が知っているはずなのに、なぜか被害者は後を絶たない。ブラック労働の典型である、店での連泊を告発するのは、大阪の学生Yさん。

飲食店

※写真はイメージです

「梅田にある4階建てビルの居酒屋で、サークルの先輩に誘われて今年4月からバイトを始めたんですが、ほとんど戦場です。社員は店長のみで、他はほとんど学生アルバイト。夜勤明けからそのまま昼勤という地獄のシフトにはまったスタッフは、店の空いてる階で寝て、翌日働くんです。店長は1週間のうち3、4日は泊まっていますよ。早く辞めたいんですが、代わりを連れてこないと辞められないルールらしくて……」

 この手の“話が違う”労働環境は、首都圏の居酒屋でもよくあるようで、埼玉県の大学生Aさんは、不満タラタラだ。

「『時給1050円、交通費、まかない付き』とあったから応募して採用されたんです。なのに、1か月後の給料日に明細を見ると、交通費と食費の名目で2万円も引かれている。さらに時給換算するとどうにも安い。どういうことか聞いてみたら、『交通費とまかないを含めて1050円。試用期間中の2ヶ月は交通費とまかないは本人負担扱いだから、その分を給料から引いた。試用期間中は時給が900円になる』と、当たり前のように言うんです。さすがに即日辞めました」

 この手の被害者はなにも日本人だけではない。東京に住む中国人留学生Kさんは、中華料理屋でタコ部屋生活を送った。

「時給1000円と聞いていたのに実際は800円で、昼11時から朝4時まで仕事がある日もザラ。14時から17時の間はお店を閉めるから、その時間にみんな寝ます。古い人たちはテーブルの上で寝ますが、新人は丸テーブルを並べて寝ます。そうやって男も女も関係なく10人以上が寝てるんです。死体置き場みたいで怖かったです」

 いつになったらこの事態が好転するのか? むしろ状況はますます悪くなっているようにも見える……。

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<取材・文/週刊SPA!編集部>

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