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パチンコ・パチスロ「大規模な規則改正」で業界に激震。低迷が続くパチンコの復活はあるのか――ニュース傑作選

2024年、反響の大きかった記事からジャンル別にトップ10を発表。独自の視点で2024年を振り返る「ニュース」部門、第8位の記事はこちら!(集計期間は2024年1月~10月まで。初公開2024年10月19日 記事は取材時の状況)  *  *  *  スマスロの登場で人気回復に成功したパチスロ、スマパチがイマイチ伸び悩んでいるパチンコ。遊技台のスマート化によって明暗が分かれたパチンコ業界で再び大きな動きがあった。
パチスロ

写真はイメージ(以下同)

 2024年9月、パチンコ・パチスロ共に規則緩和が行われ、これまでにはなかった、完全に新しいゲーム性の機械が作れるようになったのである。  そこで今回は、早ければ2025年の3月頃にはホールデビューする新時代マシンの詳細からヒットの可能性、期待感について、大手チェーンの営業統括部長のA氏に話を聞いた。 

Aタイプ好きのパチスロファンは必見

 パチスロのAタイプマシン限定で搭載が可能となった「ボーナストリガー(以下BT)」。掛けるメダルの枚数によってボーナス確率が変わるという特徴を使うことで、これまでのAタイプにはなかった「高確率状態」を作り出すことが可能となった。 「Aタイプの台は1ゲームを消化する時に1~3枚掛けを自由に選択できるじゃないですか。従来の機種は1枚掛けより3枚掛けのほうがボーナス確率が高くなっていますが、この『掛ける枚数で確率が変わる』という点を利用しています。例えば、3枚掛けだと300分の1、2枚掛けだと30分の1とかに設定して、通常時は3枚掛けしかできないけど特定のボーナス後は2枚掛けができるようにすることで高確率状態になるという仕組みです」

“AT機とAタイプの中間的な存在”はヒットする?

 これまでのAタイプにはなかった新たなゲーム性、これがファンに受け入れられれば、スマスロに続きパチスロ人気はさらに盤石なものになるが、はたしてヒットの予感はあるのだろうか。 「どうでしょうね、今の時点ではなんとも言えませんね。“AT機とAタイプの中間的な存在”と言われているので、下手すりゃ中途半端な機械になってしまう可能性はあります。当然ですが、短時間出玉の試験でハジかれないようにしないといけないので、瞬発力は出せません。かといって、今まで1回のボーナスで280枚出ていたのが、140枚で2連チャンだとあまり魅力を感じないですよね。あと、結果的に合成確率が下がってコイン単価が上がっちゃうとお客さんは付かないかもしれません」  まだ第1弾となる機種も発表されていない現時点ではなんとも言えないとのことだが、ファンからすると選択肢が増えることは単純に嬉しいことである。 「例えば、試しで1万円勝負をして、BTを引いて2〜3連させてサクっとヤメるといった短時間勝負がメインのファンには合っていると思います。あと、ゲーム性が若干パチンコに似ているので、パチンコファンが流れてくる可能性があるかもしれませんね」
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パチンコは激変する可能性が高い
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パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
X(旧Twitter):@sagyosakurai

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