料理上手な男は勝ち!――我が人生で[最高のメシ]告白集
「あのとき食べたアレ、うまかったなー」「あの店、ゲロマズだったよ」なんて話はいつだって盛り上がるもの。てなわけで、いろんな人に[人生最高/最悪のメシ]を聞いてみた。子供時代の思い出の味から異国で食べた謎の料理まで、究極のメシ話をご賞味あれ!
<「人生最高の味」の思い出集>
●料理上手の彼氏が作ってくれた鯛のフルコースが絶品だった
(32歳・女・出版)
素材がよければ、よけいなことをしなくても最高の味が出るもので、「知り合いのホームパーティに築地で仕入れた明石の真ダコを持ってきた人がいた。それをゆでて切っただけのものが、タコの概念を根底から覆すうまさ。磯の香りがハンパなく、嚙むと中心部のゼラチン質から凝縮された旨みが口の中いっぱいに……」(37歳・女・広告)って、こっちもヨダレ出てくるわ!
「仕事でいいことがあったときに彼氏がお祝いに旬の鯛を丸々1尾買ってきた。彼氏は板前でもないのにマイ出刃&柳刃包丁を持ってるくらいの料理上手で、その鯛をさばいて鯛のフルコースを作ってくれた。どれもおいしかったが、本当にびっくりしたのは鯛の頭と中骨を使ったお吸い物。調味料はほんの少しの塩だけなのに、信じられないほどダシが出て超絶品の味だった」(32歳・女・出版)ってのもうらやましい。
初めての味の衝撃を語る人もいて、「大学時代に友達の家で食べた宅配ピザ。それまでピザを食べたことがなく、友達の真似をしながらいかにも慣れたふうに1ピースを取って一口食べた瞬間、美味が脳天を突き抜けていった」(43歳・男・自動車販売)。まあ、今食べたら、普通なんだろうけど。
「大学に入学してすぐの頃に祖父が連れていってくれた銀座の高級寿司店。カウンターで寿司を食べるのは初めてじゃなかったけど、大トロってホントに口の中で溶けるんだ〜、赤貝のヒモってこんなにうまいものだったんだ〜と、いちいち感動しました」(36歳・男・不動産)って、その店は超有名店の「久兵衛」だったというから、そりゃうまいわな~。
そして、ある意味、究極の美味が「元妻の十八番だったサバの味噌煮。特別料理がうまい人ではなかったが、これだけは絶品だった。甘辛さの加減がちょうどよく、サバもふっくら。お店の味より全然上。でも、もう二度と食べられないけどね……」(47歳・男・調理師)。逃した魚は大きかった!?
イラスト/花小金井正幸
― 我が人生[最高/最悪のメシ]告白集【3】 -
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