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彦摩呂が「生涯最高の味」に選んだ「ビフトロ丼」とは?

「あのとき食べたアレ、うまかったなー」「あの店、ゲロマズだったよ」なんて話はいつだって盛り上がるもの。てなわけで、いろんな人に[人生最高/最悪のメシ]を聞いてみた。子供時代の思い出の味から異国で食べた謎の料理まで、究極のメシ話をご賞味あれ! <グルメリポートでお馴染、彦摩呂さんの場合> ◆40日間低温熟成した肉を使ったビフトロ丼は口の中で旨みが大爆発! 彦摩呂 世の中にうまいメシは星の数ほどあるけど、最高のメシと言われたら、北海道・帯広にある「夢がいっぱい牧場」のビフトロ丼でしょうな。  最高の牧草と水で育てられた牛のブロックを40日間低温熟成。それをミンチにして、厚さ3mm程度のシート状に延ばして冷凍したものなんですが、食べるときは、肉のシートを凍った状態のまま、5mm幅くらいの短冊状にスライスします。炊きたて熱々のご飯を用意したら、まだ少し凍った状態の肉を、ご飯の上にワッとのせるわけです。続いて、上からわさび醤油をサーッとかけます。で、一気に口に掻き込む! 想像してみてください。40日間じっくり寝かせてうまさをパンパンに封じ込めた生のミンチ肉が、ご飯の湯気と口の中の体温でエエ感じに溶けながら旨みや甘みを激しく爆発させる……もうね、舌が何の躊躇もなくすべての味を受け入れますから。メチャメチャうまいですよ。  大人気で通販は数か月待ちみたいだけど、ぜひ一度は食べてみてほしい、最高のメシですね。 ◆養蚕地のロケで食べたカイコガの佃煮の恐怖  一方、最悪のメシで思い出すのは、長野県の養蚕地ロケで食べたカイコガの佃煮。まず、交尾が終わった直後のオスのカイコガを大量にザルに放り込んで、湧き水でよく洗うんです。水面には大量の鱗粉が浮いてきて、これまた衝撃的な光景。しばらく洗うと、鱗粉が取れて、羽根がほとんど透明になる。何とも物悲しい姿ですわ。  次にそのカイコガを、フライパンで煎ります。そして、醤油やみりんで味付け。匂いはうまそうだけど、見た目は蛾ですからね……。怖々と食べてみたら、干しエビみたいな味で少し救われたんですけど、食の恐怖体験という意味で、最悪の記憶かなと。食いしん坊だけど、ゲテモノは苦手なんです。 【彦摩呂さん】 ’66年、大阪府生まれ。数々のグルメリポートで各地のうまいモノを熟知した芸能界屈指の美食家。著書に『グルメ王 彦摩呂のたった10分 時短ゴハン』など ― 我が人生[最高/最悪のメシ]告白集【1】 ―
グルメ王・彦摩呂の「たった10分!」時短レシピ

料理初心者にも忙しいママにも嬉しい。アイデアマル旨グルメ50食。

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