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普通の住宅街に外国人観光客が急増「コンビニ前で酒盛りしてます」

 来日外国人が激増して久しい昨今だが、見過ごせない変化が起きている。築地や新宿ゴールデン街などでの一部の観光客の無法ぶりが問題になることがあるが、今や彼らが目指すのは、そうした繁華街や有名スポットだけではない。来日前にネットで情報収集をし、同じ外国人があまり来ないマイナーな場所を好む傾向が強まっている。

 特に新宿から地下鉄でわずか2駅のH。ここは完全な住宅地となっているが、付近を歩いてみるとコンビニやファミレス、喫茶店などで驚くほどの頻度で外国人旅行者に出会う。さらに夜となれば、地元の常連だけしかいなさそうな居酒屋や焼き鳥屋などにフラッと外国人が入ってくる。そして、身振り手振りで注文して日本の味を楽しんでいく。

 10年ほど前からHで串焼き屋を営むMさん(30代)は、「(外国人のお客が増えたのは)ここ3、4年ぐらいですかね。特に欧米の人が多いようですけど」とのこと。

爆買い中国人だけじゃない!? 観光客の急増で荒れ行く街

泥酔したまま住宅街を徘徊する外国人観光客。盛り上がるのは良いことだが……

 地元としては外国人客の急増で恩恵を受けている部分は大きいが、水面下では問題も起き始めている。

「今のところは大きなトラブルはないんですけど、外国人がコンビニとかスーパーの前で座り込んで酒盛りをしてるんですよ。明け方まで盛り上がって騒いでることもあるし、絡まれたりしたら不安だなと……」(H在住、主婦、30代)

 実際、Hでは真夜中に酔っ払った欧米系外国人の集団が公園などで騒ぐ現場がたびたび目撃されているようで、地域住人のなかには懸念を示す人もいる。なぜこのような住宅地に外国人が集まってくるのか。

 海外流行に詳しいジャーナリストの丸山ゴンザレス氏は「Hはあまり知られていませんが、旅行者の間で有名なホテルがあります。そこの宿泊者がHにある店や過ごし方なんかをネットに書き込んで、それが口コミで広まったというところでしょう」

 観光情報が飽和状態に近づくほど、観光地とはまったくかけ離れたところが「観光スポット化」する事態も進むだろう。また、丸山氏はこのほかにもHが都内でも最大規模のモスク、外国人専用アパート、国際機関の研修所など外国人が集まりやすい環境にあるということも指摘する。

 定住外国人は、そうした状況についてどう思うか? トマさん(外資系勤務、フランス人)は「僕らはそりゃパーティは好きですけど、室内で誰にも迷惑がかからないようにやりますよ。道端で騒いでるのは大体、アホな人や若い人。でも母国や日本以外の国では、規制が厳しすぎて外で酒を飲んだり騒ぐことができない。治安も悪いし……。だから、僕も来日当初はそうだったけど、日本がパラダイスに見えてついついハメを外してしまうんですよ」と話す。

 旅先の開放感から、海外に出た日本人もトラブルを起こすことはある。日本が訪問される側になったとき、同じことが起きるともっとリアルに考えていないと、とんでもないトラブルの火種を見過ごすかもしれない。日本が平和であるゆえに、観光客が安心してバカ騒ぎ出来るとも言えるが……。 <取材・文/日刊SPA!取材班>




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