ぼっちでも楽しめる!正月をひとりで過ごす人にオススメなスポット
世間は正月ムード真っ盛り。日中はどこもかしこも人で溢れ返り、テレビを付けると着物姿の芸能人ばかりで、否が応でも正月気分にさせられるのではないだろうか。だが、普段と何ら変わらない日々を過ごす者にとっては、どこかあてられたような気分になる正月は意外と億劫なイベントかもしれない。
海外旅行でボーナスをここぞとばかり使うのも、この時期はコスパが悪い。かといって家でじっとしているのも休み明けの仕事が辛くなる。今回はそんな葛藤を抱える人でも、ひとりで気兼ねなく正月気分を味わえるイベントを紹介しよう。
新年はやはり縁起の良いイベントに行っておきたい。東京・中央区の浜離宮恩賜庭園では、1月2日・3日に伝統ある鷹狩の技「放鷹術(ほうようじゅつ)」の実演がある。鷹は「一富士二鷹」と言われるほど縁起が良いとされており、まさに年始めに訪れるにはうってつけの催し物であろう。この他にも浜離宮庭園では、将軍・徳川家斉が愛したと言われる雑煮の販売などがあるので、余裕がある方はこちらもぜひ。
開催日時:1月2日(土)・3日(日) 11時・14時(各回約60分)
※雨天中止
人混みをとにかく避けたいという人は、美術館巡りなどが良いだろう。街の喧騒を感じさせない静寂な空間で過ごす時間は、淀んだ気持ちをクリアにするこれ以上ないスポットだ。
現在開催されている展覧会の中でも特にオススメなのが、国際的に高い評価を得ている現代美術作家の一人、村上隆の「五百羅漢図展」だ。日本国内では2001年以来、14年ぶりとなる大規模個展で、絵画史上最大級の全長100メートルに及ぶ五百羅漢図はまさに圧巻の一言。これを逃すとまた10年後、となる可能性もあるので、この機会にぜひ訪れてみてほしい。
開催日時:2016年3月6日(日)まで開催 10:00~22:00(※火曜は17:00で閉館)
訪れるだけで幸運を引き寄せると言われるパワースポットも、新年を幸先良くスタートさせるためにはおさえておきたい。東京には明治神宮、神田神社といった、初詣で人気の神社がエネルギーの強い場所として挙げられている。だがこの時期に神社に行ったところでどこも参拝する人に溢れ、落ち着いて過ごすことなどできない。自由に行動できるのが強みの“おひとりさま”には、こういう時こそあえて“神社以外”のパワースポットに行ってみてほしい。
例えば都心にある新宿御苑は、皇居の森と真横に並び、 風水的にも素晴らしい場所に存在する。その他にも、23区内唯一の渓谷で東京都指定名勝の等々力渓谷は、都内とは思えないほど木々が生い茂っており、どこか神秘的な雰囲気が漂う。どちらも休日は賑わうスポットだが、正月は比較的人もまばらなため、参拝をサクッと済ませた後は、ここでゆっくりと時間を使いリフレッシュするのがオススメ。
ここまで紹介したが、やはり外には出たくないという人もいるだろう。そんな人には「ひとり用おせち」で正月気分を味わうのも悪く無い。単身で過ごす人の増加により、今やおせちにも“おひとりさま”用が存在。コンビニで手軽に買えるものから、百貨店・デパート等で1万円を超える高級価格帯のものまで、毎年趣向を凝らしたおせちが数多く登場。手軽に通販も出来るため、年に一度の正月、せめて食事でもぜいたくにして気分を上げてみてはいかがだろうか。
<文・日刊SPA!取材班>
浜離宮恩賜庭園
村上隆の五百羅漢図展
“神社以外”のパワースポット巡り
「ひとり用おせち」でまったり晩酌
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