更新日:2017年06月29日 20:04
カーライフ

アイサイトで事故約6割減!? SUBARU車の安全評価が高い理由を実感した日【PR】

SUBARU車といえば……

 SUBARU車といえば、クルマ好きならまっ先に“水平対向エンジン”と答えるのだろうが、一般的に最近のSUBARU車は、TVCMなどの影響もあり“ぶつからないクルマ”というイメージが定着している。今やSUBARU車といえば、なんといってもアイサイトだ。もちろん今年50周年を迎える水平対向エンジンは、重要なSUBARU車のアイデンティティなのだが、それでも一般ユーザーがもっとも注目すべきはアイサイトに代表されるSUBARU車の安全技術だろう。 ◆アイサイト搭載車は非搭載車より約6割も事故が少ない  アイサイトは、ご存じのとおりSUBARUの運転支援システムのこと。“ぶつからないクルマ”を可能にする「プリクラッシュブレーキ」や、“はみだなさいクルマ”を可能にする「アクティブレーンキープ」など、フロントウインドウ上部に設置された2つのステレオカメラで前方を監視し、必要に応じて運転を支援してくれるシステムがアイサイトなのだ(⇒アイサイトの詳しい説明はこちら)。

アイサイトほか安全技術満載のSUBARU車

 アイサイトの安全性を示すデータとして、こんなものがある。  2010年度から2014年度に国内販売されたSUBARU車のうち、アイサイト搭載可能モデル(搭載車24万6139台、非搭載車4万8085台)の事故件数を発生状況ごとに分類したところ、アイサイト搭載車は非搭載車に対して、1万台当たりの事故件数が、クルマ同士の追突事故では約8割減、対歩行者事故では約5割減、調査対象全体では約6割減であることがわかったという(交通事故総合分析センター<ITARDA>のデータをもとに富士重工業株式会社が独自算出)。

事故件数が大幅に少ないアイサイト搭載車。SUBARUのリリースより

 このアイサイト搭載車は、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が実施する予防安全性能アセスメントにおいて、すべての車種が最高ランクであるJNCAP「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得しているが、その実力が証明されたと言える(SUBARU車の総合安全についてはこちら)。  ちなみにアイサイトのステレオカメラは、元はエンジンの燃焼監視用だったのだが、当時の開発者が安全のために使えないかと考えたのが1989年のこと。実用化されたのが10年後の1999年で、世界初のステレオカメラを使った運転支援技術だったそうだ。 ◆最新のアイサイト(ver.3)の実力は?  ところで上記の調査は、一世代前のアイサイト(ver.2)のデータで、レヴォーグ以降に搭載される最新のアイサイト(ver.3)は含まれていない。SUBARUの最新の安全性能の実力はどんなものなのか? 暖冬とはいえスキー場の積雪は2m。新潟県のスキー場まで、日帰りで往復約400kmを走り体感してみた。  試乗したのは新型フォレスター。最新のアイサイト(ver.3)なのに加えて、前走車や対向車の有無に応じてハイビームの照射範囲をコントロールしたり、斜め後方の車両検知機能などで構成される「アドバンスドセイフティパッケージ」も搭載する(2.0XT EyeSight以外はオプション)。SUBARU車の安全さを一歩進めたモデルだ(新型フォレスターについてはこちら)。

新型フォレスター

 都内から片道約200kmの道中も、「全車速追従機能付クルーズコントロール」で先行車を追従走行していったおかげで、ゲレンデを目指して混み出した関越自動車道もストレスなく走ることができた。賢いクルコンは、運転中のアクセルやブレーキなどペダル操作の回数を減らせるので、今やロングドライブには欠かせない機能だ。加えて、「アクティブレーンキープ」が、常にレーンの真ん中を走るようにやさしくハンドル操作をアシストしてくれるのもありがたい。直線で左右にふらつきすぎないようにしてくれるのはもちろん、下りのカーブなどで切り遅れないように自然にサポートしてくれるのだ。  しかし、安全技術満載の新型フォレスターが真価を発揮したのは、たっぷり滑って温泉に浸かったあとの帰り道だ。夜道で真価を発揮したのは、ハイビームの照射範囲をコントロールしてくれる「アダプティブドライビングビーム」。常に自動で最適な視界を確保してくれるので、勾配やカーブがきつく路面が凍結している道でも、クルマの操作に集中できるのはありがたい。

安全技術は大事だが過信は禁物。ロングドライブには適度な休憩が必要だ

 実は都内までの帰り道、関越自動車道で危ない場面があった。行き同様、クルコンで前車を追従していたところ突然、隣の車線から大型トラックが割り込んできたのだ。たっぷり滑って温泉に入り、心地いい疲労感で運転していた記者だけに、すぐ隣を走る大型トラックに対して、いつもより注意散漫だったかもしれないが、まるですぐ斜め後ろを走る記者のクルマに気づかないような車線変更に、「このままではぶつかってしまう!」と思ったのだ。が、次の瞬間、記者の回避行動よりも先に、クルマが自動でかなり強めのブレーキング。おそらく、アイサイトのような運転支援システムを搭載していない記者の自家用車なら、大型トラックにぶつかっていたかもしれない。賢いクルマのおかげで、何ごともなく帰宅できたわけだ。

最新の安全技術非搭載の自家用車だったら事故っていたかもしれない

◆SUBARU車が安全なのはアイサイトだから、だけではない  といった感じで、「プリクラッシュブレーキ」などアイサイトの主要機能をはじめとしたSUBARU車の注目すべき安全性を実感できたわけだが、SUBARU車のアイデンティティである水平対向エンジンだって、実は安全にひと役買っている。それは、仮にクルマが前面衝突したとき、水平対向エンジンの場合、ドライバーなどヒトがいるスペースに侵入しにくく乗員に与えるダメージを低減してくれるようになっているからだ。  そもそも、SUBARUのクルマづくりの根本には“0次安全”という思想がある。アイサイトのような安全技術で事故を防ぐのはもちろんだが、それ以前に事故に遭遇しないにこしたことはない。そのため、ドライバーが運転以外のことに気をつかわなくていいように、SUBARUは視界設計をはじめ操作パネルやシートのデザインなど細部にまでこだわって、安全なクルマづくりを考えているわけだ。  SUBARUの理想は、クルマを発進させてから帰ってくるまで何も起きることなく安心して運転ができること。思わず、子どものころ幾度となく聞いた「家に無事帰るまでが遠足だ!」という学校の先生の名言を思い出した記者。SUBARUの安全評価が高い理由は、アイサイトだから、だけではなかったのだ。 <取材・文・撮影/日刊SPA!取材班> ●アイサイトの詳しい説明はこちら ●SUBARU車の総合安全についてはこちら ●新型フォレスターについてはこちら 提供/富士重工業株式会社
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