「オレんちでDVD見よう」お持ち帰りに使える映画は?
「これからオレんちでDVD見ない?」
「レンタル返却が明日までだから、家で映画見ない?」
世の男たちが、女性を自宅に連れ込むときに使うこれらの常套句。だが、近年では藤沢数希氏が提唱するナンパ理論「恋愛工学」の普及などによって、女性側にその手の内がバレつつある。
では、自宅に女性を連れ込むための新たなメソッドや決め台詞は、もはや存在しないのだろうか。実は、そんなことはない。
「映画を見る名目で女のコを自宅に連れ込む作戦自体は有効です。しかし重要なのは、そこに至るためのストーリー設定。これができないと連れ込みは難しくなっています」
そう語るのは、都内在住の経営コンサルタント兼ナンパ師の東京ヤリモクBOY氏。まるでソムリエのように女性に合わせた「連れ込み導線」をつくる彼のナンパスタイルはとても興味深い。
――自宅連れ込みセックスのためには、その名目、建前がもっとも重要とされますよね。女性の発情導線を映画作品に絞る理由はどこにあるのでしょうか。
ヤリモクBOY:個々の女のコに合わせた提案ができるからです。飲んでいるときに女のコと映画の話をするのは普通じゃないですか。そこで彼女たちが見たくなるように映画作品の話をすればイヤらしくなく自宅連れ込みができますよね。
――女性の特徴ごとに見たくなる映画は違う…と。
ヤリモクBOY:そう。年齢や立場、メンヘラか否か、恋人や配偶者の有無によって嗜好がまったく違ってきます。だからこそ個々に最適な「見たくなる映画」を提案できる映画ナンパは有効なんですよ。
――過去の成功事例を教えてください。
ヤリモクBOY:赤坂の高級クラブで知り合った韓国人ホステス。映画好きの彼女とは、その時期公開になった『007』の話で盛り上がりました。ジェームズ・ボントが名前もまだ知らない女性とセックスしたり、野外で堂々とセックスしているシーンの話をしたら「ああいうのってゾクゾクするよね」と話が盛り上がった。こういう女のコって、大抵野外プレイや放置プレイみたいに違和感のある場所でプレイするのが好きなんですよ。だから、仕事終わりに「ウチで007見ようよ」と言ったらノリノリで。タクシーに乗り込んで自宅に直行しました。
――で、『007』を見ている最中にキスした、と。
東京ヤリモクBOY:いや、映画なんて見るわけないじゃないですか! そもそも、ウチに『007』のDVDなんてないし(笑) 家に連れ込んで0.3秒でキスをして、そのまま玄関でバックをキメました。
――その後、無事セフレになったというわけですね。
ヤリモクBOY:いや、一回きりです。LINEのIDを一方的に渡されたけど、「気が向いたらオレから連絡するから」と言って一方的に帰しちゃいました、家の中に一歩もあげないで(笑) こういうのってジェームズ・ボンドっぽいんですよ。彼は自らの正体をほぼ明かさないままセックスをして、すぐにその場を離れる。それで女性が呆気に取られる…っていうシーンありませんか? いわゆる放置なんだけど、こういうのにゾクゾクするコって「大事にされてないセックス」が有効なんです。ハーフ系のコに多いかな。とにかく、「映画を家で見よう」より具体的な作品名を挙げたほうが自宅に行く必然性を担保できるのは間違いないです。
他にも、女性ごとに見たくなる映画を提案するのが得意な東京ヤリ目BOY氏。その華麗な手さばきはまた次回ご紹介しよう。
■プロフィール
【東京ヤリモクBOY】
都内在住の32歳経営コンサルタント。一橋大学出身。幼少期をヨーロッパで過ごす。「家でDVD見ない?」を超えたセリフを使ってセックス成功率を高めた独自の理論を展開。自宅連れ込みを専門とする現役ナンパ師。
ソムリエ的に自宅連れ込みのための映画を挙げる
女性ごとに見たい映画は違う
『007』は野外セックスや放置プレイ好きに効果的
『007 スペクター』 死闘を繰り広げながらスペクターの核心部分へと迫る中、ボンドは追い求めてきた敵と自分自身の恐るべき関係を知ることになる――。 |
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