袋麺を劇的に旨くする3つの裏ワザ
本誌6/14.21号において掲載された、「自宅でラーメン激ウマ革命」には書ききれなかった裏ワザやコツをここで紹介したい。
【point1】
味噌ラーメンにはインスタントコーヒーを入れ、緑茶で塩ラーメンを作る……。ゲテモノ感漂う一杯になりそうなのだが驚くなかれ、旨味の増したコクのある一杯がきっとあなたに美味しい初体験をもたらせてくれるはずだ。
たかが袋麺と侮るなかれ。少しの手間と工夫で名店の味をも凌駕するオレ流ラーメンを作ることが可能なのだ。ラーメンの旨さとは脂(油)にあり
ラーメンの旨さとは何か?と問われれば、大半の人は「スープ」と答えるだろう。だが、この答えでは50点だ。確かに土台となるスープの旨さは重要だが、その土台部分を覆う脂と味の根幹を成すタレにこそ旨さの秘密は隠されている。そのため、旨い脂や香味油を入れるだけで、インスタントの味が劇的に旨くなるのだ。 初心者……まずは市販の香味油から。躊躇せずにドバッと入れよう! 中級者……熱した胡麻油でニンニクやショウガを炒めて入れれば、香ばしさ100倍! 上級者……サラダ油やラードで煮干しやニンニク、鷹の爪を炒めて自家製香味油作りに挑戦。余った分は瓶詰めにしておけばOK 【point2】ダシをプラスして旨味も倍増!
袋麺に付いている粉末スープはそれだけで“完成”した味である。だが、完成された味ゆえに飽きがきてしまうのも確かだ。この問題はベースになるスープの味を複雑化させることで解決する。要するにスープに一味足すのである。 ダシを取るというと難しく感じるだろうが、なにもプロ顔負けに鶏ガラからとらなくともよい。 豚肉や海老、野菜を麺茹での際に一緒に煮るだけでよいのだ。具材が増えるだけでなく、茹で汁がダシになって味に深みが出るのだ。さらに手っ取り早くやるならば、顆粒のダシの素を入れるだけでも、味の変化が楽しめるはずだ。 初心者……いりこだしなど顆粒のダシの素を入れてみよう! 中級者……食べたい具材を一緒に茹でる! 上級者……鰹節や煮干しでダシを取って使ってみよう!流行りの魚介系ラーメンが味わえる! 【point3】加えるだけで味が激変! 衝撃の具材&調味料
定番からアッと驚く意外な食材まで、最後にプラス一品するだけで劇的に味が変化する、本誌で紹介しきれなかった食材や調味料を紹介しておこう ピーナツバター……味噌ラーメンに入れると坦々麺の味に インスタントコーヒー……味噌やカレー味のラーメンに少量入れるとコクが倍増 ヨーグルト……爽やかな酸味がクセになる 緑茶……緑茶でラーメンを作ると、お茶の苦みがサッパリした後口を演出 揚げ玉……コクが増して満腹感も倍増。豚骨ラーメンにオススメ オイスターソース……少量入れるだけで深みのある味になる。入れすぎには注意! チーズ……熱々のうちに入れて溶かしながら食べよう。味噌、カレー味と抜群の相性 タバスコ……すっぱ辛い味は醤油系ラーメンとの相性がよい イタリアンドレッシング……酸味とコクがプラス。レタスと一緒に入れてサラダスタイルで 牛乳……味噌ラーメンやチキンラーメンを牛乳で作るとまろやかな味になる 鰹節……手軽に和風魚介系ラーメンになる 梅干し……酸味がサッパリ感を、塩気がコクを演出。根強いファンがいる一品 春雨……ツルツルで切れ味のよい食感は乾麺と一緒に食べると不思議な食感を与えてくれる 日本酒ラーメンの詳細は ⇒ 「【呑み助必見】日本酒ラーメンって旨いの?」 ⇒週刊SPA!6/14・21合併号では「自宅でラーメン[袋麺]激ウマ革命!」を掲載 文/長谷川大祐(本誌)ハッシュタグ