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【呑み助必見】日本酒ラーメンって旨いの?

茨城の松盛を使用。「もったいない」と言えなくもない

 今週の『美味しんぼ』で山岡が「料理とは材料の“料”、技術の“理”、その二つがあってこその料理だ」とのたまっておりましたが、“料”どころか“理”すらない超アウェイでこそ、袋麺の旨さは引き立つというもの。  そこで(というわけでもないが)、本誌6月14日・21日合併号では、「いかに袋麺を旨く食べるか?」について徹底研究した。胡椒せんべいを割り入れただけの「胡椒せんべい麺」にはじまり、名店の味を再現した「焼きラーメン」、また、袋麺だからこそできる「ピルピル麺」(油煮込み麺)などなど、「自宅ラーメン」に革命を起こすであろう麺々が揃ったと思う。  その中でも編集部が驚嘆した逸品を紹介したい。それが「純米酒ラーメン」だ。手順はいたって簡単。「(1)出来上がったラーメンに日本酒を注ぐ」。以上。本誌では「塩」「味噌」を推奨しているが、筆者は「醤油」が好みであった。  そのお味は、一口目こそ目の前のブツと味覚の関係性に認識が追い付かず、「……?」と半信半疑だが、それはやがて「………!?」に変わり、確信へと至る。「う、うまい!」――しかも、時が経るごとにスープが麺に絡み、麺からもえも言われぬ芳醇な香りがたつのだ。シメのつもりが、もう一杯いきたくなることは必定。呑み助には実に危険な一杯だと言えよう(ちなみに筆者は家に純米酒がなく、吟醸酒を使用。純米酒に比べ、より香りが強かったと想像できるのだが、まったく問題なかった。だって酒飲みだもの)。 文/犬飼孝司(本誌) ⇒週刊SPA!6/14・21合併号では「自宅でラーメン[袋麺]激ウマ革命!」を掲載
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