更新日:2022年07月07日 19:07
デジタル

メルカリ創業者・山田進太郎「自分が経営者になるとは、まったく思っていませんでした」

 数多くあるフリマアプリの中でも、絶大なる人気を博しているのが「メルカリ」。スタートからわずか3年弱で国内2600万のダウンロード数を誇り、月間流通額は日本国内で100億円超という巨大サービスに成長している。しかし、その一方で「ブルセラ問題」が紛糾するなどで予期せぬ注目を集めたが、それでも創業者の山田進太郎氏は、「1兆円を積まれてもメルカリは売らない」と豪語。その熱き野望と、謎めいた創業者の人となりに迫る――
山田進太郎

山田進太郎氏

――大学在学中に楽天オークションの立ち上げに参画。卒業後ほどなく起業……といった経営者的な略歴はよく見かけるのですが、もともとはどんなお子さんだったのですか? 山田:う~ん、決して目立つタイプではありませんでしたね。どちらかというと、参謀タイプ。「鬼ごっこやろうぜ!」なんてリーダー的に立ち回ることはないけど、「それならこういうルールでやろうよ」と、どうすればみんなが盛り上がるか、みたいなことを考えて提案するのは、わりと好きでしたね。裏方としてルールメイクしたり、ディテールを作り込んだりするほうに喜びを感じるタイプでしたね。 ――そんな自分が、まさか後に経営者になるとは……。 山田:まったく思っていませんでした。中高生のころは生徒会とか部活のリーダーとかもやったことなかったし。現在もそういう傾向はありますけど、当時は一人で読書やゲームをしたり、ヘヴィメタルを聴いたりして過ごすのが好きなインドア少年。そのころの友達は、いまの僕なんて想像できなかったんじゃないかな。
次のページ right-delta
“文字を追う”という営みだけは何があっても絶対に必要
1
2
週刊SPA!5/17号(5/10発売)

表紙の人/ 筧美和子

電子雑誌版も発売中!
詳細・購入はこちらから
※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める!
おすすめ記事