メルカリ創業者・山田進太郎「自分が経営者になるとは、まったく思っていませんでした」
――本については、ご自身のブログでも頻繁に紹介していますね。
山田:読書は今でも大好きです。というか、活字中毒なんです。紙の本、電子書籍、ネット記事など媒体は問わず、“文字を追う”という営みだけは何があっても絶対に必要。読めないと不安なので、キンドルは常に携帯しています。ちょっとした隙間時間があると、何かしら読んでます。
――好きなジャンルや作家は?
山田:雑食なので、本当に何でも読みます。若いころは、村上春樹や村上龍あたりに強い影響を受けました。小説は古典や名作系のタイトルにも一通り触れてきたし、折々のヒット作なども読んできました。ほかにはドキュメンタリー、歴史書、物理学・宇宙学系も。あとは、哲学書も好きですね。
――哲学書というと、たとえば?
山田:いちばん影響を受けたのはニーチェです。大学に入ってニーチェに出会い、衝撃を受けました。既成概念に縛られない視点とか、「良いものは良い、強いものは美しい」みたいな価値観は、いまでも僕のなかで確たる軸として存在しています。
【山田進太郎】
’77年、愛知県生まれ。早稲田大学教育学部数学科卒。在学中、企画サークル「早稲田リンクス」の代表を務める。’01年に起業したウノウでは「映画生活」「フォト蔵」といったウェブサービスを立ち上げ、ヒットに。’13年、コウゾウ(現メルカリ)を創業
※このインタビューは5/10発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです
取材・文/漆原直行 撮影/菊竹 規
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