世界の“暴言政治家”TOP10…トランプ1位、金正恩3位、橋下元大阪市長は何位?
政治家や企業の不祥事、芸能スキャンダルなど、多くのニュースに沸いた’16年も早くも折り返し地点。いろいろあったこの6か月を各ジャンルの専門家が選定した、独自の裏ニュースランキングで振り返る!
各候補者による激しい舌戦が繰り広げられるアメリカ大統領選だが、輪をかけて過激な発言で注目されているのが共和党のドナルド・トランプ氏。国際情勢に詳しいエコノミストの吉崎達彦氏に聞いた。
「数々の暴言で知られるトランプですが、3度の離婚と4度の破産を経験したこともプラスに働き、支持率はひときわ高い。発言量、悪質さともに文句なしのトップの暴言王といえるでしょう」
そんな暴言気質の政治家は各国にも存在。「腐敗政治家は皆殺し」、「東シナ海の中国島にフィリピン国旗を立てる!」などの暴言で、アジア版トランプとも称されるのが先日、フィリピン新大統領に就任したドゥテルテ氏だ。
「『犯罪者10万人を処刑してマニラ湾に投げ捨ててやる』などの暴言を持つドゥテルテですが国民の圧倒的支持を集めています。各国で暴言を吐く政治家が増える背景には倫理感や政治的妥当性よりも『これまでのエリートと違う』『何かを変えてくれそう』と思わせてくれる政治家を求める人々の不満があるのです」
そんな世界の政治家たちに交じって橋下元大阪市長も8位に登場。
「さすがにトランプほどあからさまではありませんが、ある意味、過激な発言で大衆を煽る先駆け。日本の政治に元気がない昨今で、少々過激でも強烈な存在感を放つ政治家がいないのは、ちょっと寂しいですね」
【ランキングTOP10】
1位…「メキシコ人は犯罪を持ち込む強姦魔」
トランプ氏。「侮辱発言でもヒスパニック層の支持率は低くはない。本人も驚いているはず」(吉崎氏)
2位…「腐敗した官僚や警官は皆殺し」
フィリピンのドゥテルテ新大統領が、選挙最終日の集会でこう発言。圧勝で大統領就任を決めた
3位…「ムカついたからミサイル発射した」
金正恩委員長。今年のミサイル発射を「米国が無理難題を突きつけてきてムカついたから」と発言
格差不満で台頭する政治家たち 世界を分断する過激発言
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