更新日:2012年02月10日 17:37

【代理お見合い】子供に代わり親がお見合い

【親の代理お見合い】 「早く結婚してほしい」と、子供に代わり親がお見合い  婚活ブームの中、なかなか結婚しない子供に居ても立ってもいられず、子供に代わって親がお見合いをするという「代理お見合い」がますます注目を集めている。しかもこれが、かなりの人気。結婚相談室のオフィス・アンでは8年前にスタートして以来、開催総数65回を数える。昨年だけでも全国で16回開催し、多いときは200人を超す参加者が集まったという。 「参加される親御さんは、60~70代が中心です。『子供に早く結婚してほしい』という思いを抱えつつも、『結婚しないさい』とはなかなか本人に言いづらい。最初に地元の新聞に掲載されたときは、朝から晩まで電話が鳴りっ放しでした」(代表・斉藤美智子氏)  もちろん、子供の了解を得るのが参加の最低条件。参加者の名簿が一週間前に届き、プロフィールなどを書いた身上書と写真を持参、親同士が会場で交換するという流れだ。 「親御さんには、『お見合い写真を子供に見せても、外見でしか選ばないのでは?』という心配があります。そこで、まず親同士が先にお見合いをするのです。相手の親御さんを見れば、どういうお子さんか、どういう育ち方をしてきたのかもわかりますよね。それで、親は自分の長い人生経験から、人柄が一番大切だと子供にアドバイスができる。結婚したくても出会いがないというお子さんも、実際に写真と身上書を見れば、ちょっと会ってみようかなと重い腰を上げる気になることもあるのではないでしょうか」  参加者の子供の年齢層は、8年前は男性が40歳、女性が35歳前後だったのが、最近は20代女性や40歳以上の男女も増えているとか。男女比は東京では半々だが、東京以外では男性が35%、女性が65%と、女性の親の参加者が目立ってきているという。 「昔は仲人がいましたが、その役割をできる人が今は少ないですから」  親が自分の子供の仲人になる“婚活”が広がっているようだ。 ― [婚活支援ビジネス]活況リポート【6】 ―
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