鼻毛通知代理サービス「チョロリ」って? 話題のバカサイト図鑑
ツイッターなどが普及した昨今、面白いサイトは多くの人に拡散・共有される傾向が強まっている。その中でも「特にバカらしくて話題を呼んだサイト」を、変態企業カメレオン代表・ジョーカー福留氏に選んでもらった。
「最近はバカな試みが企業のPRにも活用されはじめていて、その代表例が『業界初!ヤンキーにシメられながらの夢の対談!』です。会社の代表がボコられながら起業の経緯などを話すことで、求人ページにもかかわらず爆発的なアクセスを獲得しました。なお、このサイトの制作会社は、『インド人完全無視カレー』などでも知られる、バカサイト界のパイオニアです」
そして2位は「鼻毛通知代理サービス『チョロリ』」なるもの。
「知り合いの鼻毛が出ているのに気づいたときに、匿名のメールでそれを伝えられるサービスです。問い合わせフォームのようなシンプルなサイトですが、出ていた鼻毛の本数や穴の左右、口調の厳しさも選択できる、作り込みの細かさがヒットの要因でしょう」
また、“バカでお金を生み出す仕組み”そのものを作ったサイトも。
「個人から少額で支援を募り、クリエイティブな企画を実現させるサイト『CAMPFIRE』では、ファミカセの裏に書かれた名前の主に、そのカセットを届ける企画が話題を呼びました。個人のバカな思いつきが、ビジネスになる時代が到来しつつあるんですよ」
◆業界初!ヤンキーにシメられながらの夢の対談!
制作:(株)バーグハンバーグバーグ
http://www.mindscope.co.jp/recruit_sp2/
「プログラマー同士の対談や求人募集を、興味のない人にも面白く見てもらうには……と考え、思いつきました。ヤンキー役のバイト君には無理やりパンチパーマを当てさせました」(同社・シモダテツヤ氏)
◆鼻毛通知代理サービス「チョロリ」
制作:(株)ZIZO × 株式会社人間
http://hanage.info/
「鼻毛が出ていることを間接的に伝える方法はないかという10年来の悩みから生まれたサービスです。30万本以上の鼻毛が救われ、3件だけ苦情の電話もいただきました」(株式会社人間・山根淳氏)
◆CAMPFIRE(ファミカセいこかもどろか!)
制作:(株)ハイパーインターネッツ
http://camp-fire.jp/projects/view/106
「お金はなくともクリエイティブな企画を持っている人を、支援するためのプラットフォームです。この山下陽光さんのファミカセのような、電波少年的なネタ企画も歓迎です」(同社・石田光平氏)
【ジョーカー福留氏】
変態企業カメレオン代表。「妄想ライセンス」「山吹色のお菓子」などの商品をプロデュースする傍ら、日本の先進バカ企業が集うイベント「バカサミット」を主宰。コンビニアイス評論家・アイスマン福留の顔も持つ
― ジャンル限定 知られざる[(驚)ヒット商品]図鑑【6】 ―
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