関西人が「東京に来て言われたムカつく発言」
世の中には争いが絶えないように、日本でも「関東人vs関西人」という見えない対立が続いている。やたら東京をライバル視する関西人、とにかく京都を特別視する関東人……こうした対立は、ネットを中心に日々、論争が巻き起こっている。
今回は、関西出身(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県)で都内在住の20~50代男女200人を対象に「東京に来て言われたムカつく発言」を自由回答でアンケート調査。結果から「関東人vs関西人」の対立の根底にあるのは、関西に大阪、京都、神戸といった個性あふれる都市が集中していること、その影響からか他の3県がとにかく下に見られている構造が見てとれる。関西人は東京に住む人々のどういう発言にイラっとしているのだろうか?
===============
●関西人が東京に来て言われたムカつく発言
1位:「関西人なのに話がおもしろくないよね」……53.5%
2位:「京都には憧れるが、それ以外は…」……37.0%
3位:「ちょっと関西弁で話してみてよ」……33.0%
4位:「なんかおもしろいこと言ってみてよ」……28.5%
5位:「関西人なのにノリ、悪いよね」……23.0%
6位:「いつまで関西弁しゃべってるの?」……13.5%
7位:「いちいち値段を聞くな」……6.0%
その他にも…
・「行けたら、行くよ」
・「大阪、京都、兵庫はAクラス、滋賀、奈良、和歌山は…万年Bクラス」
・「尼崎って、神戸だっけ?」
・「アホか!って、バカにしてるの?」
・「関西人なのになんで関西弁じゃないの?」
・「ちちんぷいぷい?何それ?」
・「あ~、琵琶湖(笑)」
※関西出身、都内在住の20~50代男女200人が回答
===============
今回の調査で過半数が回答し、1位となったのは「関西人なのに話がおもしろくないよね」という発言。大阪にお笑いの街というイメージがあるためか、関西人というだけで「関西人なのに話がおもしろくない人」のレッテルを貼られがち。「大阪人だからって笑いを期待しないでほしい。しゃべり下手もいるし、勝手に期待されてガッカリされたら、なんか腹が立ちます」(大阪府・20代女性)といったように、男女問わず笑いのセンスを求められるのがイラっとするようだ。
続いて2位には「京都には憧れるが、それ以外は…」という言動がランクイン。関西では「そうだ 京都、行こう。」の広告コピーがあまり知られてないように、気づくと首都圏では“京都への憧れ”が醸成されがち。「合コンで出身地を聞かれた京都出身の同僚には女子たちの食いつきがよかったけれど、奈良出身の俺が話すと『奈良?大仏ね(笑)』と態度がまったく違った」(奈良県・30代男性)。
しかし、実際には京都の中にも対立が渦巻いている。「京都府出身ではあるけれど、わたしは宇治市の出身だから京都市の人には恥ずかしくて“京都出身”なんて言えません」(京都府・40代女性)「京都の日本語は難しい」(滋賀県・50代男性)といったように、その対立は我々の想像以上にドロドロとしているようだ。
1
2
ハッシュタグ