「誘うのは妻から」でSEXレスとは一切無縁
付き合って、あるいは結婚して数年もたつと、マンネリになるのは避けられない――そう思ってませんか? でも、エネルギーやお金をつぎ込んでゲットした今のパートナーと、衝撃的に気持ちいいセックスを続けられたら、コスト的にも、人生の質的にも素晴らしい! 秘訣を先人と女性アドバイザーが伝授する。
◆妻の愛に応えるために常に満タンにしている
<井上哲也さん(仮名)40歳・自営>
「妻のほうから乗っかってくるんですよ。誘いは99%妻から。いきなりしゃぶるよね?」
と、ランチのカレーを頰張りながら、妻の顔を見る哲也さん。この夫婦は結婚5年目ながら週2回はセックスしている。妊娠~授乳期間でさえもブランクはなし。
「私は単にHが好きだから。結婚してもHのない人生はおかしいと思うの。でも夫は毎晩酔って帰ってきて、寝ちゃうんですよ。寝てしまうと無反応じゃない? 動いたとしても、太っててノロイから私から乗っかるしかないのよね~」という妻に対し、「その気遣いが嬉しい」と哲也さんは頰を緩める。
「やっぱり妻の誘いにはいつでも応えたい。だから僕は風俗にも行かないし、オナニーもしないで常に満タンに溜め込んでるんです。空っぽにしちゃうと誘われてもやれないでしょ。一回断ると妻も誘いづらくなるだろうし、こっちが誘うと仕返しに断られる。駆け引きになって、次第にやらなくなっていくと思うんです」
常に臨戦態勢の夫に対し、妻も「臨月でどうしてもしづらいときは口で出してました。『最近溜まってる』という意識を取り除かないと、事故的に外でセックスされるリスクがあるから」と、緊張感を欠かさない。
「緊張感は大事。だから目のつくところにお前の下着は干すなと言ってるし、いつもキレイな部屋とおいしい食事で、帰りたくなる家をキープしてもらっています」
セックスレス夫婦の話になると、二人は顔を見合わせて首をひねる。
「Hってあんなに気持ちいいのにねー。妻とせず外でする? 効率悪くない? 奥さんにお金を入れているわけだから、外でするともったいないよ」(哲也さん)
「日常的にセックスの話をしないんじゃない? 特別なものとして捉えているよね」(妻)
「Hは歯を磨く感じ。特別なプレイもしないし。前戯もせずにササッとしちゃう。でもお互いそれで満たされてるって理解しているから、気持ちいい。面倒なことするとハードルが上がって特別感が出てくるでしょ。すると結果的に続かなくなると思うんですよ。だから派手なケンカの後も最後は気軽にHして仲直りできる」
そして、哲也さんはこう続けた。
「Hは絆ですね。握手の延長で、もっとつながりが深い。つながりたいと思ってるんじゃないかな」
◆荻原かおるチェック
セックスに過度な期待がないと長続きする
妻の努力勝ち。男たるものを知っていますね。溜まると浮気されそうだからと、出すように働きかけているのが素晴らしい。ルールや倫理観にこだわらず、セックスはこうあるべきという期待も少ないから、夫は楽でしょうね。「いつも迫るのが私でイヤ」という変なプライドもなく、いたってポジティブ。夫の「妻にお金を入れているんだからHも家で」という考え方も、エネルギーパフォーマンス的にも、コスパ的にも正しい。さすが商売人です。
【解説】荻原かおる氏
’99年に女性向けラブグッズショップ 「ラブリーポップ」(http://makeloveforever-jp.com/)をオープン以来、恋愛、セックスなどの女性のさまざまな悩みを聞き、 その数1万人以上。近著に「いつまでもメイクラブする方法」(扶桑社刊)など
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『いつまでもメイクラブする方法』 大丈夫、2人はまたラブラブになれる! |
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