タイの子どもが想像以上の危機 1・17新橋駅で街頭募金を実施
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その被害状況はさらに悪化し、被害総額は約3兆4500億円、失業者は100万人以上にも及ぶ見込み。また、それにより出来稼ぎに出ていた親が失業し、学校に通えなくなる子供が増加するという二次的な被害にまで発展。子供たちの就学支援を行うNGO法人・民際センターの調査によると、約28万人の子供がこの深刻な問題に直面しているそうだ。
そうした子供たちへの奨学金支援は、今まで自国の人や在タイ日本企業などで行ってきたが、支援していた側も甚大な被害を受け、奨学金提供が困難な状況になっている。
そこで、タイの子供たちへ奨学金を届ける「タイ洪水奨学金5000キャンペーン」の一環として、今月17日(火)の11時から新橋駅日比谷口で街頭募金が実施される。
東日本大震災から約10カ月が経ち、ようやく復興の兆しが見え始めている日本。その手助けとなり、多くの義援金や救援物資を届けてくれたタイの人々へ恩返しするべきではないだろうか。
1人でも多くの日本人の気持ちがタイへ届くように、協力を呼び掛けていきたい。
◆タイ洪水奨学金 街頭募金詳細
日時:1月17日(火)11:00~14:00
場所:新橋駅 日比谷口にて
当日は民際センターのタイ事務局の職員も訪れ、被災の現状を聞くことができそうだ。
◆一般財団法人 民際センター
http://www.minsai.org/
取材・文/吉岡俊
昨年10月、この50年間で最悪と言われる洪水被害に見舞われているタイの実情は、日刊SPA!でもお伝えしてきた。(ハッシュタグ