更新日:2022年08月25日 09:12
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「もにゅキャラ総選挙」でセンターの座を獲得するキャラは!?

 熊本県のくまモンを筆頭に、自治体や商店街の顔として今やすっかりおなじみとなった「ゆるキャラ」。しかし、地域活性化に一役買っているのは彼ら彼女らだけじゃない。近年、各地に増えているのが、アニメやマンガのキャラクター銅像。草分けとなった鳥取県境港市の水木しげるロードには、鬼太郎やねずみ男、砂かけ婆、河童の三平など、153体もの銅像が建っており、年間200万人以上の観光客を集めている。
「もにゅキャラ総選挙」でセンターの座を獲得するキャラは!?

「もにゅキャラ総選挙」候補者より。左からラム(東京都練馬区)、コナン(鳥取県北栄町)、喪黒福造(富山県氷見市)、ケンシロウ(北海道北斗市)。撮影/山出高士

 そうしたキャラクター銅像を「ゆるキャラ」ならぬ「もにゅキャラ(モニュメント+キャラクター)」と名付けたのが、美術評論家の楠見清氏。 「もちろん『ゆるキャラ』を意識したネーミングですが、それだけではありません。公共空間に設置されるモニュメントといえば、歴史上の偉人か芸術的な裸体像、あるいは意味のわからない現代美術……といったこれまでのお堅い常識をふぬけにするパワーが、マンガやアニメのキャラクター銅像にはあります。かわいらしく、でも得体の知れないその存在感を『もにゅ』という音と字面に込めてみたんです」
「もにゅキャラ総選挙」でセンターの座を獲得するキャラは!?

楠見清・南信長/写真=山出高士『もにゅキャラ巡礼』(扶桑社刊/本体2200円+税)

 楠見氏は2015年から2016年にかけて全国各地のもにゅキャラを巡り、その成果を『もにゅキャラ巡礼』(南信長氏と共著/扶桑社刊)として一冊にまとめた。取材したエリアは北海道から九州まで26か所、像の数にしてなんと363体というからすごい。 「北海道、宮城、新潟、福岡とかも日帰り取材で結構大変でした(苦笑)。相方として取材に同行してもらったマンガ解説者の南信長さんも大変だったと思います。でも、一番大変だったのは363体すべての像を撮影した写真家の山出高士さんでしょうね。その写真を多くの人に見てもらいたいというのもあって、実は今、もにゅキャラの人気投票企画『もにゅキャラ総選挙』をFacebookページとGoogleフォームにて実施中です。さすがに全部は載せられないので、選抜した48体だけですが、投票ページを見ていただければ、こんなにいろんなキャラが銅像になっているのか、と驚かれると思います」  投票結果は、4月12日(水)東京・下北沢の本屋B&Bにて開催される刊行記念トークイベント「このマンガ&アニメのキャラクター銅像がすごい!」にて発表される(後日、Facebookページでも発表)。もにゅキャラ界のセンターの座を獲得するのはどのキャラか!? 投票はイベント前日の4月11日(火)17時まで。ぜひあなたも“推しキャラ”に1票を投じてみよう! 【投票ページ】 ・Facebookページ http://bit.ly/2ocPUME ・Googleフォーム https://goo.gl/forms/tfdOUjLsH1MqWNgv2 ・B&Bイベント http://bookandbeer.com/event/20170412_bt/ <取材・文/日刊SPA!取材班>
もにゅキャラ巡礼

全国各地のキャラクター銅像=もにゅキャラ(モニュメント+キャラクター)を巡り、その由来や見どころを解説

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