更新日:2017年09月06日 19:22
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「家賃を値切る交渉術」法的根拠のない礼金にも

家電家具買い替えに引っ越し……高額な出費を迫られたとき、同じものなら最安値でゲットして得したいのが人間の心情。バカにならない経済的負担を軽くすべく、今回は賃貸物件の“値切り”を追求。記者が実際にモノとサービスの交渉に挑戦した! ※価格は3月19~26日までのもので、税抜き実質表記です。交渉によって必ずしも同じ価格になるとは限りません。

個人オーナーが狙い目。空室なら値切りの余地あり

家賃 数十万単位の初期費用がかかる賃貸住宅の引っ越し。しかし「今はどの地域も空室に悩んでいるので、法的根拠のない礼金はもちろん、家賃も値引き交渉は可能」と語るのは住宅ライターの椎名前太氏だ。 「地元を知り尽くした古い仲介業者を使い、法人ではなく個人オーナーの物件を探すこと。木造築20年以上(木造は20年ローンが多い)や、駅から徒歩10分以上が狙い目。周辺の相場や具体的な他物件と比較した上で『迷っているが、あと〇〇円下がれば今決めたい』と条件を伝え、その場でオーナーに電話してもらいましょう」  そこでまずは、数々の「住みたい街ランキング」で1位に輝いた吉祥寺エリアで、上記に該当する1か月以上空室の1LDK物件に狙いを定めた。内見してみると内装はリフォームされており、風呂トイレ別、温水洗浄便座、独立洗面台付きの好物件だ。早速「線路に近い」、「ベランダが大通りに面している」を理由に交渉。結果、繁忙期の3月であっても、家賃2000円の値切りに成功することができた。 ●交渉結果 11万5000円→11万3000円 さらに礼金も値切れそうだった。「家賃なら2000円でも上出来です。礼金など初期費用の合計でも判断を」(椎名氏) ― 価格交渉どこまで値切れるのか? ―
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