車内「閉じ込め死」をゼロに! 女性でもガラスが割れるグッズ
3・11の震災以降、耐震・防災グッズが飛ぶように売れているが、そのなかでもとくに売れ行きが伸びているグッズがある。それは日本カーリットから発売している、ガラス破壊危惧付き発炎筒「スーパーハイフレヤー+ピック」(1480円)だ。
震災の際に、津波で車が流されている映像を見た方は多いと思うが、水圧で車のドアが開かなくなって、そのまま亡くなるケースも多かったそうだ。津波時だけではなく、ゲリラ洪水による土砂災害、交通事故、水中転落など車内に閉じ込められる事故は、年間で約2万件。そのうち、死亡者数は400~500名にも達する。
発炎筒や脱出用ピックについては、ある程度は認知されているものの、日本カーリット社が行ったアンケートによると「発炎筒に4年の使用期限があるなんて知らなかった」「ハンマータイプの脱出用ピックはトランクにしか入らず、いざというときに使えない」など、意見が聞かれた。「スーパーハイフレヤー+ピック」は、「発炎筒」と「ガラス破壊器具」の1台2役を実現。昨年に出荷数が100万本を突破し、年々出荷は増加しているが、主に車検時に交換される場合が多いため、ドライバー本人が気付かない場合が多いという。
また、女性でも簡単にガラスを割ることができるのが特性。そこで、実際に編集部の女性に試してもらったところ……、一撃で粉砕! 「右利きなので左手だと力が込めにくかったのですが、簡単に割れちゃいましたね。一発であんなになるなんて」と驚く一方で、「これから車買おうと思ってるのに、これを使って簡単にガラス割られちゃったらどうしよう」と犯罪を懸念する意見も……。
とはいえ、いざというと時にあると頼もしい存在であることはたしかだ。現在、一部の高速道路やディーラーでは体験会を実施しているそうなので、見かけたらぜひ試してみよう。まずは、いざという時に使える発煙筒やガラスを割れる物が車に積んであるか、しっかりと確認してもらいたい。 <取材・文/吉岡俊>
◆日本カートリット 商品詳細ページ
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