更新日:2018年01月19日 21:28
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ビジネスで使える「出会えるアプリ」の最強ランキングを発表

現代はマッチングアプリ最盛期。いまや恋愛のみならず、起業を志す若者と経営者、料理教室の仲間探し、フットサルの試合までアプリが使われるようになった。では、ジャンルごとに最も“使える”アプリはどれか? 記者が実際に試してみた!

ランチ指定でマッチング成功。情報感度の高い層との相性○

アプリ

イェンタではランチやカフェタイムの約束が主流。そのため女性も安心して会いやすい。逆に、ビジネスマッチングアプリで夜の時間を指定すると、恋愛系のアプリ以上に警戒されるとか

 いまはビジネスマンもマッチングアプリを嗜む時代。『yenta(イェンタ)』は起業家、経営者、投資家など、ビジネス感度の高い人たちと出会うことができるアプリ。毎日12時にアプリに搭載されたAIが10人の候補者を提案してくれるので、スワイプ操作で「会いたい/会いたくない」を選択する仕組みだ。  早速使ってみると、なんと入会に審査がある……。フリーの記者である自分が通るのか不安を抱きつつも正直に登録すると、審査を突破。経営者、デザイナー、声優、司会業、企業の広報、投資家などバリエーション豊かな10人が提案された。ひとまず全員に“興味あり(=いいね!)”を送ると、広報と会社役員の2人とのマッチングが成立。プロの教えに従ってお礼から入ったところ、先方から「早速ですが、情報交換のためにランチしませんか?」との返答。ビジネス目的だからか、非常にスピーディ……。やや気おされながら日程を調整し、いざ当日。  現れたのはIT系企業の広報だという24歳のおっとり系美人。特に目的意識もない自分に熱心に話しかけてくれる。お互いの持つ人脈でどんなビジネスが展開できるかを熱心に語られた後に解散。  ちなみにLINEを聞いたら表情が曇ったので事情を尋ねると「飲みのお誘いばかり繰り返してくる男性も多いんです」とのこと。下心はわきまえたほうが無難か!?  続いてはOB訪問マッチングアプリ『Matcher(マッチャー)』だ。1500超の企業の現役社員を中心に、社会人が学生の就活相談に乗るというもの。  登録した社会人は、アプリ内で『就活相談に乗るので〇〇してください』という、見返りつきのスレッドを立てることができる。〇〇の中身は自由で、学生が応募してきたらスレ主は「見送り/承認」を選択する。承認を選べばマッチング成立だ。  記者は「就活相談に乗るので大学ではやっているアプリを教えてください」というスレッドを立てたところ、1週間で2人の女子大生とマッチングすることができた。  一方でイェンタ同様にAIを搭載する『arasuji(アラスジ)』はほぼマッチングできず。そもそも今秋にリリースされたばかりでユーザー数がまだ少ない。今後の成長に期待か。  ビジネスマッチングアプリ全体としては情報感度の高い経営者や就活生との相性がいいようで、“出会う”ことは十分可能なようだ。 <出会えるアプリ ビジネス編> 1位 yenta 成約率:42% 支出:500円 発展性:★★★☆☆ 審査制のAIビジネスマッチングアプリ。マッチング数は約80万人。経営者や投資家だけでなく、企業のPR・広報の女性などの美人も多数登録 2位 Matcher 成約率:20% 支出:2000円 発展性:★★★☆☆ 国内最大級のOB訪問マッチングアプリ。「就活相談したいので〇〇してくれませんか?」を合言葉に、学生と社会人をつなぐ機能を持つ ランク外 arasuji 成約率:5% 支出:1000円 発展性:★☆☆☆☆ ’17年秋にサービスを開始したばかりの“共通の関心でつながる”ビジネスマッチングアプリ。とにかく人が少なくて、相性どころではない 〈取材・文/週刊SPA!編集部〉
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