更新日:2022年11月29日 11:59
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ビットコインより将来性が? 熱狂的ファンが支える“モナコイン経済圏”とは

仮想通貨 ビットコインへの投機が過熱しつつも、まだまだ決済に面倒が多い一方で、根強い支持を集めているのがモナコインだ。  2ちゃんねるから発祥したため、ジョークコインと思われがちだが技術的にはライトコインの上位互換で、送金速度はビットコインの6倍。また、速度を向上させる技術「Segwit」を世界で初めて実装したコインでもある。  主な人気の理由は「コミュニティの居心地が良く、サイト内で物品の売買ができる」、「気に入ったブログや作品に投げ銭(モナゲ)ができ、それを通じてコミュニケーションが取れる」、「送金手数料が特定のサイトからだと安い」といった特徴にある。専用ポータルサイト「Monappy」で「モナ普及米」を販売するmonapine氏は次のように語る。 「モナ米は、コミュニティでモナコインをマイニングしている人たちが『お米が買えたらいいなぁ』と呟いていたのがきっかけで売り出しました。私は兼業農家なのですぐに開始できた。コミュニティでも文化祭的なノリで盛り上がりましたし、『おいしかった』と感想が聞けるのでやりがいがあります」  モナコインは技術的優位性もあり、今後も伸びると予測するmonapine氏。コミュニティをさらに盛り上げるため、次はコースターを販売する予定だという。  また、昨年末の冬コミでモナコイン決済導入を呼びかけたのがLEMON氏。販売者はMonappyに作品を登録し、購入者はQRコードを読み取り決済を行うという手順で、決済手数料はサイトの厚意により無料。会場では30サークルほどが導入した。通信も混雑せず決済は最大15秒で済み、予想以上にスムーズだったという。 「もはや日本円よりモナコインのほうが好きという人が周りには多いです。コミュニティでの投げ銭や、友達とのお金の貸し借りでも『2モナでいいよ』だなんてやり取りが楽しいですね」  続いて、モナコインで包茎手術をしたというpoo氏。 「1モナ50円の頃から保有していて、『2倍になったら包茎手術でもするか』なんて仲間内で話していたんです。すると半年後に2倍になったので、いい機会だし、やるかと(笑)。モナコイン仲間に医師がいたので、個人的にモナ払いで施術してもらいました」  コミュニティの強い通貨は伸びるといわれているが、“モナコイン経済圏”の拡大は今後もますます期待を集めそうだ。〈取材・文/週刊SPA!編集部〉 ※週刊SPA!1月30日号[ビットコインで1週間暮らしてみた]特集より

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