オードリー・若林とテレ朝・弘中アナに聞いた「激レアさんたちの共通点」
「家の中にいたのに思いっきりカミナリに打たれた人」や「オイルショックのときにトイレットペーパー騒動の原因を作ってしまった人」など、希少性が極めて高い経験を持つ“激レアさん”をスタジオに招き、その強烈すぎるエピソードを研究するバラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』。文字どおり“激烈にレア”なその生きざまが反響を呼び、今、大きな注目を集めている。そこで、研究員としてレギュラー出演しているオードリー・若林正恭とテレビ朝日・弘中綾香アナウンサーに、ほかでは聞けない“激レア”トークを繰り広げてもらった。
――いずれ劣らぬレア度の高い出演者揃いですが、番組に登場した激レアさんの中で特に印象に残っている人はどなたでしょう?
若林:「オトナのお店でくも膜下出血になって倒れたが、残る力のすべてを倒れた場所を隠すことに注いだ人」ですね。僕も20代のときにはオトナのお店にだいぶお世話になったんですが、やっぱ毎回考えるんですよ、「今、ここで火事が起こったらどうしよう」って(笑)。でも、この激レアさんはその後、人生が好転していくんですよね。体験を漫画に描いてふっ切れて、そのまま漫画家になった。引きこもりだったけどターニングポイントがオトナのお店、というところが男としてはグッとくるものがありますね。
弘中:私は鳥貴族の方ですね。海外の著名なコンクールで優勝し、ヨーロッパの貴族たちの前で演奏を行っていた世界的バイオリニストだけど、居酒屋「鳥貴族」を貴族が集まるサロンと勘違いして面接を受けてしまい、そのままバイトとして焼き鳥を仕込んでいたっていう……。
若林:あれもスゴかったねえ。
弘中:あの方は浮世離れぶりがちょっと飛び抜けているというか、もう常識では全然考えられないですよね。
――たくさんの激レアさんを見てきたお二人ですが、激レアさんに共通する性格や行動パターンなどは?
若林:毎回思うけど、みんな頑固なんですよ(笑)。一応、ツッコミとして「何でこういうふうに思ったんですか?」「そのアクシデント、回避できなかったんですか?」って聞くけど、必ず持論があるんですよね。周りの常識とか普通の意見よりも、とにかく“自分”を信じている。
弘中:皆さん、すごい自信があるというか、「自分で思ってこうしたことだから、後悔はしてないっすねー」みたいな(笑)。聞いてるこっちは「いやいやいや!」ってなるけど、全然聞く耳持たないですよね。「自分がこう行動したら周りにどう思われるんだろうか、こう言われるかな」って、わりと鈍感なタイプの私でも思うんですが、激レアさんは「周りにどう思われようと、私はこれです」。他人に共感を求めてない(笑)。
――今の時代性から考えるとスゴいことですよね。「共感を求めない」という生き方は。
弘中:本当に何ひとつ求めてない。こっちも無理に「いいね!」を押せないっていうか。
若林:そりゃ、「カミナリに打たれても病院に行かない」には「いいね!」は押せないでしょ(笑)。
芸人と女子アナをも魅了する「共感を求めない」という生き方
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