更新日:2018年06月06日 20:13

ビットコイン投資 大図鑑14 ステラ

 仮想通貨は日々増殖している。世界中で仮想通貨を発行して資金調達を行う「ICO」が実施されているためだ。一体、どのコインがさらなる成長余力を秘めているのか? 主要コインを徹底研究! Stellar

ステラ(XLM)

金融機関向けのリップルに対して個人向けに作られた改良版!? 公開日 ’14年7月 発行量上限 1000億XLM+年1%増 ’17年上昇率 511% 過去最高値 92円 直近価格 24円 ※直近価格は3月10日時点 《ステラを購入できる主な仮想通貨取引所》kraken(Payword Japan)

個人の海外送金に適した設計 価格を抑える施策も優しい

 Mt.GOXの創業者で、リップルの創業メンバーでもある仮想通貨界のキーマン、ジェド・マケーレブ氏が設立に携わった仮想通貨。誕生当初はステラ(STR)という通貨単位が使われていたが、’15年にルーメン(XLM)に改名。その特徴は、「毎年、発行量を増やす」ことで流通量と価格を安定させている点にある。その仕組みを採用した背景には、明確な目的がある。  ステラはリップルと同様、国際送金用の仮想通貨として生み出されたが、リップルが先進国の大手金融機関を対象としているのに対して、ステラの対象は個人。個人が相場の変動リスクを受けないように、ステラ開発財団が価格の安定化を図っているわけだ。その目的を実現するために、送金にかかる手数料は無料となっている。開発者が保有するステラの量はわずかに5%で、この点も発行量の6割近くをリップルラボが保有するリップルとは大きく異なる。  認証にFacebookを利用しているのも特徴の1つ。これはFacebookの利用を禁止している中国からのユーザー流入を防ぎ、価格の高騰を防ぐためとされている。 ●金融機関向けのリップルに対して個人間向けのステラ ●毎年発行量を増やして通貨の価値をコントロール ●送金にかかるコストは0円! ― メジャー仮想通貨大図鑑 ―
おすすめ記事