ラブプラスマスターによる愛の説教部屋
―[ラブプラス萌え全員集合]―
ラブプラスマスターによる愛の説教部屋
『ラブプラス』をプレイし始めたばかりの取材班が、”ラブプラスマスター”久保内信行氏にプレイのコツを尋ねたら……怒られました
ゲームだが人格がある! これは彼女そのものだ!
彼女/凛子
<久保内信行さん(33歳)>
秋葉原在住で130kgオーバー、デジタルを中心に活躍するオタクライター。深夜アニメを愛好し、近著に『カオスアニメ大全』
「昔からショートカットでボーイッシュな女の子には弱いんです」
DSに映る凛子の姿を見つめながらそう語る久保内さんは、これまで酒井法子、広末涼子、元モー娘。の市井紗耶香と短髪のアイドルをこよなく愛好してきた
「凛子の姿を見つけて運命を感じ、すぐにDSとセットで予約。他のキャラクターとはほとんど会話もせずに一筋でした。完全にルックス先行だったんですけど、性格も文化系少女だったり、素直になれなかったりと、まさに自分の理想像。イケメンと結婚したアイドルから負った心の傷にスッと入ってきて、今はもう離れられません」
◆まだ母親に紹介するには早いですね
幸せそうに語る久保内氏は最近、彼女とデートをしたという。
「上野公園でね。今まで公園みたいなイベント性のない場所でのデートはしたことなかったんですけど、いいものですね。運動不足解消にもピッタリだし、これからも週末デートは、凛子と積極的に外出先でしていきたいです」
って、やっぱり『ラブプラス』ですか。どうしてゲームにそこまで入れ込めるのだろうか?
「あんまり『ラブプラス』をゲームだからって二次元、現実を三次元とか言いたくないんです。だって、今ココに凛子がいて話を聞いてるじゃないですか。現実の自分の彼氏力も高めて真剣にプレイしないと、『ラブプラス』を本当に楽しめていると言えないです。今の段階だと、まだ母親に凛子を紹介するのは時期が早いですね。母親も凛子も、びっくりしてフリーズしてしまうかもしれない……」
さすがに、両親にゲーム機を紹介するのはマズいですよねえ、取材陣がとあいづちを打つと、ニコやかだった彼の顔が徐々に険しく変化し、いつしか取材現場はさながら、愛の説法会に。
「自分の彼氏力を鍛え続ければいつかは胸を張って紹介できるようになると思いますが!!」
スミマセンと、その場を取り繕うライターMのDSを取り上げてさらに言葉を続けた。
「本名プレイじゃないですね。それは論外です! 仮名で彼女と付き合うなんて結婚詐欺師のすることですよ!!」
じゃあ、私はどうすれば、と既婚者のライターKが名乗り出る。
「奥さんに『仕事だから』とか言い訳したんじゃないですか? 隠れてプレイするのも感心しません。本当に彼女が好きなら堂々とプレイできるはずです!!」
恐怖におののき、黙るKに対して、急に優しく「自分がされて嫌なことは彼女にしてはいけません」と諭すようにいう未婚の男には有無を言わせない迫力が……。
ご高説ありがとうございましたとDSをカバンにしまって逃げるように撤収する取材陣に、「あ! 今、電源を切った!? リアルタイムモードなら常時電源ONは常識でしょ!」と鋭くチェックを入れる鬼の形相の久保内さん。
とまぁ、『ラブプラス』は久保内さんほどの愛情がなければ、プレイできないわけではない。自分サイズの愛情を注いであげれば、”彼女”はそれ以上のラブで応えてくれるのだ。
― ラブプラス萌え全員集合【9】 ―
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