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あの大勝軒のつけ麺がケーキ屋で食べられる!店主が語る涙の「直伝」エピソード

 ラーメン好きなら誰しもが知る名店「東池袋大勝軒」。2015年に80歳でこの世を去った「つけ麺の生みの親」としても知られる大勝軒創業者の山岸一雄氏は、生前「ラーメンの神様」として数多くのラーメンファンに愛された存在であった。その味を求めて連日大行列を作った大勝軒のつけ麺の味を、何とケーキ屋で食べられるとの情報を聞きつけた筆者。早速足を運んでみた。

ケーキ屋の裏にひっそりとたたずむ、つけ麺専門店

サブロン

おいしい洋菓子を提供することで人気を集めるサブロン(SABLON)は表通りに面した立地に佇む

サブロン

一見するとつけ麺店とは思えない店構えの裏サブロン

 JR常磐線『三河島駅』から徒歩5分。『日暮里駅』からは徒歩10分ほどの場所に位置するのが、大勝軒の味を継承したつけ麺を提供する「裏サブロン」だ。表通りにある洋菓子屋「サブロン」の裏手にひっそりと佇むお店。つけ麺と標記された提灯が出ていなければ、なにか小さな工場の裏口のような印象を抱く外観。こんなことを言うのは失礼な話だが、本格的なつけ麺を提供するお店だとは思えない外観である。
サブロン

店内への入口。とても狭い道だ

サブロン

店内の壁に貼られるメニュー表

 店内への出入り口は非常に狭い道となっている。店内も、カウンターの席数がわずか4席しかない狭小スペースだ。隣の客との間合いもほとんどなく「裏サブロン」という店名、まさに「裏」、知る人ぞ知る穴場という雰囲気がプンプン漂ってくる。今回筆者が注文した「つけ麺」は、デフォルトでも300グラムの麺の量がある。麺の量は多いが700円というリーズナブルな値段で、日頃昼食代を節約している筆者のような人間にも嬉しい価格設定だ。

完成度の高すぎるつけ麺に驚く

つけ麺

大勝軒をほうふつとさせるビジュアルのつけ麺

 大勝軒をほうふつとさせるビジュアルのつけ麺。酸味と甘みが絶妙に絡み合うスープは、まさに大勝軒を継承した味。自家製麺でもある太麺は、コシ、弾力がありモチモチとした食感。大勝軒系列の店舗は何度か訪れたことはあるが、どの店舗よりもつるりと喉に通る印象を抱いた。300グラムもの麺の量だが、旨すぎてあっという間に完食してしまった。このつけ麺の味は口コミサイトでの評価も高く、ケーキ屋の裏でひっそりと営業しているとはいえ、つけ麺専門店としても認められている味であることは間違いないだろう。
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つけ麺誕生秘話がすごかった
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■つけ麺屋 裏サブロン
住所: 東京都荒川区東日暮里5-1-2
時間: 月-金:(平日昼の部)11:30-14:00 (平日夜の部)20:00-21:30 土:(土曜昼の部)11:30-14:00
休日: 日祝
つけ麺 裏サブロン公式HP
最新の営業情報をツイッターで随時更新中のため、ツイッターをチェックしてから来店することをお勧めする。つけ麺屋 裏サブロン公式ツイッター@urasablon
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