©Sebastian Marko/Red Bull Content Pool
’01年にスウェーデンで産声をあげ、欧米で急成長している新しいスポーツ、アイスクロス・ダウンヒル。その世界選手権である「ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ」が、ついに日本に初上陸する。その節目となる第50回大会が、12月7日~8日に横浜市で開催。日本人トップ選手が男女で出揃い、初めての表彰台にも期待が高まっている。この新進気鋭の激しいスポーツ初上陸を記念し、18日に都内で記者会見が行われた。
まずはこの新競技について説明しよう。最大時速80km/hという世界一“クレイジー”な氷上バトルレースと言われるアイスクロス・ダウンヒルは、わかりやすく言うならば、これ以上ないほどシンプルな「氷の総合格闘技」だ。逆説的だが、端的には“かけっこ”。それが、氷の派手なレーストラックで行われるため、総合格闘技のように、ありとあらゆる技術が総動員されることとなるのだ。
手に汗握る氷上のせめぎあい。先頭は現王者スコット・クロクソール (C)Joerg Mitter / Red Bull Content Pool
高低差と紆余曲折だらけの氷のコースを4選手が同時に滑り下り、一番先にゴールしたものが勝者。ただし、大小の山あり谷あり、ヘアピンカーブあり、と次から次へと障害がライダーを襲う。当然、ポジション取りもカギになる。そのため、下る、上る、曲がる、飛ぶ、止まる、加速する、そしてぶち当たる(転ぶ)などなど、選手たちは氷上であらゆる技術を駆使し、乗り越えて、ゴールを目指さなければならない。
アイスホッケーのフル装備で安全確保、フィギュアスケート出身選手も参戦
実際、冠にあるとおり、“クラッシュ(激突)”は不可避だ。繊細なスケート靴で過酷なコースを滑るため、どんなトップ選手も、ここぞのポイントで選手やフェンスに激突したり、ぶっ飛ばしたり(されたり)とド派手に転ぶ。選手たちはアイスホッケーのプロテクター装備を着用し、安全を“確保”しているのだが、打ち身や擦り傷は当たり前。男子も女子も、アグレッシブに競い合い、時に何度もの転倒劇の末、ゴールを目指すのだ。
アンバサダーとしてイベントに登壇した武井壮。「百獣の王」もVRでこのへっぴり腰
この日本・横浜大会でアンバサダーを務めるのは、「百獣の王」を目指す武井壮さん。おそらく日本で最も多種多様なスポーツをガチに経験しているアスリート芸能人だが、記者会見では防具に身を包みつつも、デモ走行は頑なに拒否。「ケガしたくない」の一点張りで、マスターズでの世界挑戦が控えているためと正当(?)な辞退理由を語り、VR体験にとどまった。
世界選手権に出場するライダーたちのベースになっているスポーツは、アイスホッケー、スピードスケート、フィギュアスケート、インラインスケートはじめ、ウィンタースポーツは何でも!といった猛者や、職業はスタントマンといった“本物”がずらり。武井氏は「いつかタンクトップ姿で参戦します」と高らかに宣言したが、果たして実現するだろうか……。
【大会開催要項】
「Red Bull Crashed Ice Yokohama 2018」
日時:DAY1 予選日 2018 年 12 月 7 日(金)OPEN 15:00 START 17:15
DAY2 決勝日 2018 年 12 月 8 日(土)OPEN 15:00 START 18:00
会場:臨港パーク特設会場(神奈川県横浜市⻄区みなとみらい 1 丁目 1-1)
※雨天決行・荒天中止
【チケット・お問い合わせ】
チケットは各種プレイガイドで発売中
https://www.redbull.com/crashedicejp
料金[ICE CLUB (VIP)] 2日通し 60,000 円
[一般] DAY1 8,000円
[一般] DAY2 8,000円
[一般] 2日通し券 14,000円
※料金は税込です
※未就学児 入場無料
※一般は立ち見席となります
※2日通しチケットに関しては2日間とも同一のお客様でのご観戦となります。
チケット問合せ先:キョードー東京 TEL: 0570-550-799(平日 11:00~18:00/土日 10:00~18:00)