若い男と仕事中に密会する妻…それでも離婚したくない夫の不安な日々
「妻に浮気をされましたが、なんとか解決できたんです。でも、新たな不安が生じていまして…」と語るのは、メーカー勤務の加藤駿馬さん(仮名・43歳)だ。不倫を解決したにもかかわらず、何の不安があるのだろうか。
「39歳の時に、7歳年下のライフプランナーの妻と結婚しました。明るくてアクティブで、『この仕事を一生続けたい』と結婚当初から話していました。ライフプランナーが天職のような彼女のことを僕も応援していたんですがね」
結婚して2年目になると、妻の帰宅が深夜に及ぶことが多くなり、しかもアルコールの匂いをプンプンさせて帰ってくる。香水の匂いもキツくなって、まるで水商売の女性と結婚したみたいだと加藤さんは思い始めたという。
「毎晩遅くまで飲み歩いて、『仕事じゃないのでは?』という疑惑を持ちました。ある夜、酔って爆睡している妻のLINEを覗いてしまったんです。妻は、複数の若い男と不倫をしていました。それも文面から察するに、どうやら昼間に会社を抜け出し男と会い、夜遅くまで仕事をしているみたいで。
『さっきはありがとう、楽しかった。仕事戻るね』というようなLINEが、昼の14時頃に送られていたんです。そして翌日は違う男に、似たようなものを送っていた。『おいおい、真昼間から何やってんだよ』と思いましたし、自分が知らない、妻の闇を見てしまったようで気分が悪くなりました」
加藤さんは必死に考えた。だが、彼女の過去の苦い経験を鑑み、「離婚はしない。許そう」という結論になった。
「妻は小学生の頃に、実の父親が他の女と駆け落ちしたという過去を持っています。そのせいで家業が傾き、父なきどん底貧乏生活を経験した。もちろん不貞行為は許せないけど、過去のトラウマが少なからず影響した行動なのかもと思ったんです」
翌日から加藤さんは、「子供を作ろう」と妻に妊活を持ちかけた。不倫以外のことに目を向けさせようとしたのだ。
「妊娠さえすれば、妻はバカなことをやめるのではと思ったんです。子作りにあまり興味のなかった僕から突然こんな提案をされて、彼女も僕に不貞行為を感づかれたと気が付いたんじゃないかな」
加藤さんの疑いの目を察知した妻は、翌日から帰宅も早くなったそうだ。だが、人間はそんなに変わるわけではない。加藤さんは思い知らされたのだ。
仕事中に若い男と密会
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