不倫を疑いGPSを仕掛けた妻。そのとき夫がとった対抗策は?
ここ数年のスマートフォンの進化はすさまじい。いまやスマートフォン1つで、これまで想像もできなかったようなことができるようになり、その便利さに驚いている人も多いことだろう。
しかし、こうして世の中が便利になる一方で、「困ってしまった」という男性も。岡田弘樹さん(仮名・29歳)は現在、不倫の真っ最中。ほんの10年前であれば気づかれなかったであろう不倫が「スマートフォンの進化」によってバレそうになり冷や汗をかいたという。妻のITスキルvs夫の狡猾さ対決の行方は。
京都で妻と2人暮らしをしている岡田さん。長く付き合った末の結婚だったこともあり、妻のことは何でも分かっていると思い込んでいた部分もあったのだろう。妻は決してITスキルバリバリというタイプではなかったと語る。「おっとりしたタイプで、どちらかというとわかんな~い、と言いながら男になんでも甘えてくる子だった」と振り返る。
「もちろん妻のことは好きで、大切に思っていました。でも1か月前に東京で開催された同窓会で昔好きだったクラスメイトと再会してしまったんです。話をするうちに、彼女も実は自分のことを好きだったことが分かって……その時は何もなく別れたのですが、同窓会の直後から彼女とはLINEで盛り上がってしまいました」
不倫相手の「彼女」は妻とは真逆のタイプ。男には頼らずに自立している系だそうだ。
「そんないつもはカッコイイ系の彼女がLINEでは甘えてきたりするのがたまらなくて、どんどん気持ちが彼女に傾いていきました。そんなとき、神戸にいる妻の両親が体調を崩したため、妻はしばらく実家に帰省することになったんです」
不倫相手と盛り上がっているタイミングで妻が実家に長期帰省。こんなチャンスはないと岡田さんは内心小躍りしたという。
「そのときにはもう、どうしても彼女と会って気持ちを確かめ合いたい、愛を確かめ合いたいという気持ちで一杯でしたから。LINEでも『俺たちは導かれて惹かれあったんだよね……会えなかった期間分、いっぱいぎゅってしてあげるね』なんて送ったりして。もう止められなかったですね。そこで、仕事が休みの2日間を利用して東京の彼女に会いに行きました」
彼女も大喜びで岡田さんを自宅に泊めてくれ、甘い夜を過ごしたという。しかし翌日、妻から送られてきたLINEを見て岡田さんは凍りついた。
「妻から『えっ、なんで今、東京にいるの?(笑)』って送られてきたんです。『(笑)』がまた怖いですよね。電話したわけでもないし誰か知り合いに見られているとも思えない。全くわからなかったんですけど、恐る恐る聞いたら『言ってなかったっけ? あなたのスマホにGPSのアプリを入れているのよ』って言われたんです」
なんと妻は岡田さんの知らないうちにこっそりスマホに居場所が分かるGPSアプリを仕込んでいたのだ。妻が何か怪しいと思い不倫を疑ってGPSを仕込んだのかはわからないが、これまでに妻は機械に疎いとばかり思い込んでいた岡田さんは急に妻が恐ろしくなったという。
しかし、ここでおとなしく不倫をやめるほど岡田さんは素直な男ではなかった。ここから妻のITスキルvs夫の狡猾さ対決が始まる。
妻からのLINEに凍りつく「えっ、なんで今、東京にいるの?(笑)」
「あなたのスマホにGPSのアプリを入れているのよ」
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不倫研究家。何故か既婚者に口説かれる事が多いことから不倫男たちの生態と戦略について研究している。
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