休んでも疲れが取れない…「寝る前の1分」で脳の疲労をリセットする方法
休日しっかり休んでも、毎晩きちんと寝ていても、ゆっくりお風呂につかっても、マッサージに通っても、何をやっても、どうしても疲れがとれない・・・という方。その疲れのとり方は、間違っているかもしれない。
まずは、次のチェックテストを試してみてほしい(東京疲労・睡眠クリニック院長、梶本修身医師による)。
====<チェックテスト>====
□ 毎朝、目覚まし時計やスマートフォンのアラーム音で目覚める
□ 毎晩、ベッドに入ると5分以内に寝つける
□ 夏でも就寝時にエアコンを消す
□ いびきをかく
□ 集中力が高く、何かに没頭するとまわりが見えなくなる
□ 疲れたら栄養ドリンクをよく飲む
□ ノルマを決めて運動するようにしている
□ 仕事中、こまめに休むより、まとめて休みたい
□ 熱めのお風呂に長湯をするのが好き
□ 「今日だけタクシー」と思ってもがまんして歩く
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梶本医師によると、ひとつでもチェックがあったら、あなたは「体」ではなく「脳」が疲れているのだという。
もしかしたら、疲れをとるためにあえてしていた、という行動があったかもしれない。残念ながら、それはあなたの勘違いで、脳をさらに疲れさせていた可能性もある。
疲労に関する国家研究プロジェクトに携わり、抗疲労食薬および抗疲労環境の開発も進めている、疲労研究のパイオニア、梶本修身医師はこう語る。
「『疲れる』のは、体ではなく自律神経であることをご存じでしょうか?
スポーツをすれば、呼吸が早まったり、心拍が大きく上昇したり、汗をかいたりする。デスクワークでも、緊張したり集中力を高めたりする。このように、我々の行動では、自律神経がフル回転しています。
私たちが感じる疲労は、すべて脳の自律神経の疲労だといえるのです」
その証拠に、運動による疲労も、デスクワークによる疲労も、徹夜による疲労も、出現する症状は自律神経失調症と同じ(全身倦怠感、頭重感、ふらつき、めまい、肩こり、むくみなど)だという。
「ちなみに、筋肉痛や、肩こり、腰のこわばり、さらに、目薬を差しても、ホットタオルであたためても、良くならない目の疲れも、自律神経からのアラームであることが明らかになってきています。根本から解決するためには、自律神経に働きかけないと意味がないのです」(梶本先生)
自律神経の乱れを整えるためには、脳の疲れをとることが大切なのだが、では、どうすれば、毎日正しく脳の疲れをリセットすることができるのか?
体でなく脳が疲れてる?チェックリストで確認
脳の疲れを取るのが一番大切
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