2018年には渋谷センター街で軽トラックが横転させられるなど、例年そのお祭り騒ぎっぷりは加速度を増しているハロウィン。今年は渋谷区が約1億円を投じて対策を取り、渋谷区周辺のコンビニ各社も酒類の販売を自粛するなどしている。 　それほどまでに地域や企業が警戒したとしても、毎年多くの人が仮装をして集まってしまうのは、新たな出会いや友達同士での盛り上がりを期待しているからだろう。しかし、仮装のチョイスを間違えれば楽しく盛り上げるはずが一転、ドン引きされてしまうことにもなりかねない。 　そこで、今回は全国の20代女性100人に、『今年みんながやりそうなドン引き仮装は？』というアンケートを実施。編集部が約50種の今年想定される仮装の選択肢の中から「ドン引きする」と感じたハロウィンの仮装を選んでもらった（※5つ選択）。どのようなものがドン引きされてしまうのか？ ワースト10を見ながら検証していきたい。 　まずは9位から6位まで。奇をてらったものが不人気なのかと予測していたが、意外と“定番モノ”が多くランクインしていることに驚かされた。 ＝＝＝＝ Q.今年みんながやりそうなドン引き仮装は？（※5つ選択） ・同率9位…マリオ（10人） 「ありきたりな」（28歳・パート・アルバイト） 「目立つから」（21歳・学生） ・同率9位…江頭2：50（10人） 「露出系はキモイ」（29歳・自営業） 「芸人コスはウケ狙いで分かりやすいから」（29歳・公務員） ＝＝＝＝ 　ハロウィン仮装は目立ってナンボのように思えるが、意外と「ありきたりで目立つもの」「狙っているもの」は不人気なようだ。さらに、江頭2:50のように寒空の中露出をしている様子も痛々しくみえてしまうのかもしれない。 ＝＝＝＝ ・8位…チコちゃん（11人） 「よくテレビで見たから」（29歳・会社員） 「暴言を吐くようなそのキャラが嫌いなので、街中で「ぼーっと生きてんじゃねーよ!!」なんて言われたらイラっときてしまいそう」（28歳・専業主婦） ＝＝＝＝ 　昨年に引き続き人気キャラクターのチコちゃんだが、番組として好きなのと、男性が仮装するのは話が別。ドヤ顔で「ぼーっと生きてんじゃねーよ！！」なんて口にしながら歩けば女性からはスルーされてしまうに違いない。 ＝＝＝＝ ・7位…女装全般（13人） 「特に面白くもなく、見ていて不快」（29歳・会社員） 「女装はキレイならいいが、とにかく汚かったり、見苦しかったりする方もいるから」（26歳・医師・医療関係者） 「しっかり化粧したりするならよいが、完全に男なのにミニスカとか穿いていたらキモいから」（21歳・会社員） ・6位…全身タイツ全般（14人） 「仮装でもなく、笑いだけに突出している気がするし、面白味もない」（29歳・パート・アルバイト） 「目のやり場に困る」（25歳・無職） ＝＝＝＝ 　毎年かなりの数を見かける、「女装」と「全身タイツ系」は実は女性にはかなり不快感を与えていたもよう。不快かどうかの分かれ目は「クオリティ」らしい。実は女装願望を持っている男性はここぞとばかりに披露してしまうかもしれないが、どうしてもやるのであればクオリティには十分気を配る必要がありそうだ。 　さらに防寒面でも嬉しい全身タイツは、想像以上に女性が「もっこり」を気にしていることが発覚。全身タイツ系仮装にチャレンジする場合には股間対策を十分にしておこう。 　続いては5位と4位。まさかの「政治系」が続いてランクインした。 ＝＝＝＝ ・5位…トランプ大統領（14人） 「つまらない」（22歳・学生） 「つまらない」（24歳・学生） 「政治家でありネタにしてはいけない」（24歳・パート・アルバイト） ・4位…金総書記（15人） 「テレビに映されでもしたら、何か事件に巻き込まれそうだから」（25歳・無職） 「政治はデリケートな問題なので、仮装にするのはやめておいた方がいいと思う」（29歳・自由業） ＝＝＝＝ 　なぜか「つまらない」というコメントがかなり多く続出したトランプ大統領のコスプレ。さらに、デリケートな関係である金総書記についてはそういった様子がメディアなどを通じ現地に届いてしまうことを懸念する声も見られた。 　お面やマスクなどが販売されているのを見ることもあるが、そもそも政治家をネタにすること、そして国家情勢を気にかけ「ふさわしくない」と感じる女性は多いようだ。確かに友達や彼氏がトランプ大統領や金総書記などの仮装をしていたら絶対一緒には歩きたくない。