提供/JINS
スマホの画面が見づらい、新聞や本の文字が読みづらい……。ちょっと目が疲れているだけだと思っていたら、そうじゃなかった……。これが、いつかやってくる老いというやつか。「認めたくないものだな、老いていく自分というものを(赤い彗星風)」なんて日は、40代になるとそう遠い未来でもないらしい。
JINSが、全国の35~54歳の老眼が気になっている男女1万8150人を対象に調査したところ、老眼の傾向があるか否かは46歳がボーダーラインであることがわかった。
JINS調べ
とはいえ、自分はまだ30代だから大丈夫と安心するのは早計だ。公益社団法人 日本眼科医会によれば、老眼は加齢による生理現象のため、たいていは40歳ごろから老眼の症状を自覚し始め、45歳くらいで老眼鏡が必要になるものの、普段から細かい手仕事をする人やパソコン作業などいろいろな距離を見る必要がある人たちは、早くから老眼に気がつく傾向があるという。
子どものころ初めてメガネをつくるとき、この測定用のメガネがそのまま自分のメガネになると思い、「イヤだー!」と泣いた記者
「マジか……」と思っても、これは仕方がない、人間だもの。できることといえば、なってしまった老眼とうまく付き合うしかない。だからといって、見えづらいときに、わざわざおじいさんっぽい老眼鏡をかけるのは、まだ自分には……。
そんな人にオススメなのが、「JINS Switch READING」という老眼鏡。というか老眼鏡という呼び方自体もはやNG。イマドキは老眼鏡のことをリーディンググラスという。
「Nintendo Switch」ならぬ「JINS Switch READING」。どのへんがスイッチなのか?
この「JINS Switch READING」、どこがオススメなのか? 老眼鏡予備軍の記者がJINS渋谷店へ行ってみたところ……。
建築家の藤本壮介氏が設計を担当したJINS渋谷店
渋谷の外国人もビックリ!すごいぜ!「JINS Switch READING」
「ろ、老眼鏡じゃなかった、リーディンググラスが欲しいのですが……」という記者の応対をしてくれたのは、堀越さん。そもそも、この暑苦しい顔に似合うメガネって、どんなのですかね?
JINS渋谷店の堀越さん
「基本的には、あごのラインが丸い人は直線的でスクエアな形のものを、四角い人は全体的に丸い形のものを、三角の人は横長のオーバルな形のものがオススメですね。記者さんの場合は……、丸い形ですね」
四角い顔の人には「ボストン」がオススメです
「JINS Switch READING」は、フレームのデザインを「オーバル」「スクエア」「ウェリントン」「ボストン」から選ぶことができる。そもそもJINSには、「JINS READING」というリーディンググラスがあるのだが、「JINS Switch READING」には特別な仕掛けがある。それが、これ!
まさかのレンズ・オン・レンズ!
「『JINS Switch READING』は、細かい文字が見えづらいときだけ、リーディンググラスになるように、普通のメガネにリーディンググラスをかぶせる仕様なんです。脱着も簡単なので、必要なときだけリーディンググラスにして、普段は普通のメガネとしてお使いいただけるスグレモノです。境目のない遠近両用レンズの見え方に慣れないという方や、遠くと近くを長時間見る方に特にオススメです」
使用前
使用後
おわかりだろうか? 横から見ると、普通のメガネのときとリーディンググラスのときで、厚みが少しだけ違っているが、言われないとわからないレベルだ。もちろん、もともと軽くて使いやすいJINSのメガネの使い勝手がそこなわれることもない。実際にかけてみて、「リーディンググラスにすると重いなあ」とは思わなかった。
前から見た使用前
前から見た使用後。冴えない感じだけは、どうにもならない
それよりも「よく見える! よく読める! すごいぜ!『JINS Switch READING』」。さすがに、女のコに座られてしまうと壊れちゃうかもしれないが、柔軟性の高い軽量樹脂素材が使われているので、ちょっと踏んだくらいでは壊れないそうだ。これで見えづらい世界にあばよ! まるで目だけ若返ったようによく見える。
こんなによく見えます!
JINS渋谷店は、場所がら訪日観光客も多く、店内は外国人だらけ。自分用はもちろん、お土産としてJINSのメガネを買う外国人が多いという。そんな外国人もビックリ! メガネにリーディンググラスをつけたりはずしたりする記者を見て、欧米人もインド人(たぶん)も「超COOL!」みたいな顔で目を大きくし、記者のマネをして「JINS Switch READING」を試していた。
「JINS Switch READING」に女子の反応は?
残りの問題は、「JINS Switch READING」が周りに気づかれないかということ。いや、別に老眼は人間の生理現象なんだから恥ずかしくもなんともないのだが、最近細かい文字が見えづらいことを公にすると、おじさん扱いからおじいちゃん扱いされそうで、と躊躇する気持ちもある。まだまだ、いろいろ認めたくはないのが、ややこしい年齢にさしかかった中年のサガだ。
しかし、その心配は無用だった。「JINS Switch READING」をつけて、編集部に戻っても、ちょっと気が利く女子編集部員が「メガネかえたんですか?」と気づくくらい。あまりにも、反応がないので、リーディンググラスにしたり、普通のメガネにしたりと、気づかれるまで脱着を繰り返し、こちらから「JINS Switch READING」について説明すると、「簡単に切り替えられるから、お父さんにいいかも」と興味津々。そうか記者はもうお父さんなのか……。しかし、「JINS Switch READING」については好印象。いい感じの枯れ具合を演出できるアイテムでもある。
「モテるメガネはどれですかね?」(記者)、「……嫌われないのはこれですかね」(堀越さん)
冒頭の調査では、こんな声もあがっていた。
・すでに近眼用メガネをかけているため他の種類のメガネをかけたくない
・メガネをしているので、多少見えづらくてもかけかえるのが面倒に感じるので利用したいとは思わない
・老けた印象になるから。若くいたいと思う
・老眼を受け入れると歳をとりそうで、ギリギリまで老眼とは向き合いたくない気持ちです
・いかにもというような老眼鏡は使用したくない。普段使用しているメガネと変わらないデザインのものであれば、将来使用してもいいと考える
その気持ちは、よーくわかる。とはいえ、生理現象には逆らえないのだから、早めに受け入れて見るのも手だろう。無駄な抵抗をするのはあきらめて! そして「JINS Switch READING」を一度試してみれば、「すごいぜ!」と感じ、これならいいかもと心変わりするはず。 <取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/岡村隆広>
JINS Switch READING
提供/JINS