更新日:2023年05月24日 15:29
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ラフ シモンズのバックパック、単純だけど案外なかった機能とは?

41/108 ダブラー パネル バックパック(EASTPAK RAF SIMONS)3万6000円

MBのヘビーユース108

ダブラー パネル バックパック(EASTPAK RAF SIMONS)3万6000円

 単純な発想だけど案外なかった、デイパックの外側ポケットパーツを「取り外しできる」というもの。取り外せばポーチとしても使えるうえ、バッグの印象も変えることができる。パープルの色みがアクセントとなっている分、取り外せばシンプルなデイパックに早変わり。ビジネスシーンなどで使う場合には取り外せばいいでしょう。  しかも、内部にはPCホルダーが装備されており使い勝手もバッチリ。大きめのサイズ感で収納性も高く、かなりの量の荷物が収納できます。 MBのヘビーユース108 RAF SIMONSという服好きなら誰もが知っている世界的なデザイナーが手がけたこのバッグ。過去にはJIL SANDERやDiorも手がけ、つい先日にはPRADAのディレクションにかかわることが発表された正真正銘のトップデザイナーです。  そんなRAF SIMONS、自身のブランドは目玉が飛び出るくらいの価格帯ですが、こちらはバッグの老舗、EASTPAKとのコラボレーションにつき、そこまで過激な値段ではない。素材感や細かい作りはEASTPAKの長年の蓄積が生きており、専業ブランドらしい高いクオリティ。実用性や機能性も十分に期待できます。  どうしてもこの手のアウトドアなデイパックは没個性的になりがちです。ユニクロも無印もどこでもシンプルなデイパックを展開していて、差別化がしにくい。かといって個性的すぎるデザインでは使い勝手や合わせやすさが犠牲になる。そこで、色のアクセントを加えて新鮮な印象にし、取り外し可能にすることで機能性や使い勝手の幅を与えたのはさすがの一言。RAF SIMONSとEASTPAKのコラボレーションは毎年の恒例ですが、個人的には過去最高に気に入っているモデルです。  もともと歴史を紐解けばRAF SIMONSはインテリアデザイナー出身。アパレルデザイナーはデザイン画など2次元的な感覚が強い人も多いですが、3次元的なインテリアデザインを手がけているからこそこうした複雑な構造の発想が出てくるのかも。世界的デザイナーのデザインピース、ここぞという一張羅デイパックとして検討してみてはいかがでしょう。 商品、衣装/すべて私物 撮影/林 紘輝(商品) 岡戸雅樹(人物)
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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