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マスクもせずに毎日出社、残業…コロナ意識が低すぎる会社員の言い分

 コロナ禍の東京では現在も緊急事態宣言が続いており、コロナ感染の行く末についても予断を許さない状況が続いている。  長引く自粛生活で“気の緩み”も指摘されているが、そもそも“コロナ意識”が低く、まるで意に介さずに働き続けているという人も存在する。たとえば、マスクもせずにオフィスをウロウロ。いったい、どんな神経をしているのか。当然、周囲と軋轢が生まれることもあるのだが……。

コロナ意識が低すぎる独身男性「周りに大切な人とか別にいない」

マスク

※画像はイメージです(以下同)

「単位の不振で留年する予定でしたが、大学4年の1月のタイミングで卒業できることが判明し、慌てて就活しました」  全国展開する印刷業界の会社に勤めて7年目を迎える柴山和樹(仮名・30歳)さん。現在の会社に就職したきっかけは「ハローワークの求人を給料高い順に並び替えて一番上にきた」ことだったという。  エリアマネージャーとして店舗の売上管理、販促企画や商品企画を担当しているが、自社のコロナの影響について次のように語る。 「単純な売上は30%弱前年を割っていて、郊外の店舗はまだ保っていますが、全国的に都市部の落ち込みがひどいですね。会社は時差出勤、週3日の出勤以外は休むことやテレワークなどを推奨しています。  部署や人によって実行度が違うので、よく見かける人もいますが、会社に行くと人がいなくて不安になるくらいです。社内の雰囲気的にGW前から休みのような人たちも多かったですし、特に子持ち、親と同居をしている社員とかは敏感だったみたいで、会社も優先的に配慮していました。テレワ化はかなり早かったですね」  一方で柴山さんは独身の一人暮らしということもあってか、なるべくテレワークなども活用しつつ、シワ寄せを食らうかたちで普段よりも忙しく働いている。 「休校宣言で学童や保育園が休みで有給を取る人も増え、少しずつ他の部署が人員不足になっていて、その穴埋めもしなければならないので。職種柄、もともと業務では社外にいる時間が長く、朝から外回りして直帰するみたいなことも少なくなかったんですが、今は必ず会社に戻って、夕方から事務仕事などもやっています。普通に地方出張もあった3月は同僚の代打も務めたので出張は多かったです」  見方によっては独身差別ともとれる待遇差に、さぞ恨み辛みが溜まっているのかと思いきや、本人は満更でもない様子だ。 「忙しいのは嫌ですけど、特にコロナだからどう、ということはないですね。普通に『ハイハイ』と上司の指示を聞いて働いています。別に周りに大切な人とかいないですし、“無敵の人”に近い状態です。残業代もけっこう稼げています。本来はカレンダー通りの完全週休2日制ですが、14連勤とかもあって、この1~2か月で15日分くらいの代休が溜まりました」  もともと柴山さんのコロナに対する危機意識はかなり低く、仕事でもプライベートでも今日に至るまで毎日マスクなしで過ごし、予防策や自粛要請も基本無視した生活を送ってきたらしい。
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マスクをせずに同僚からキレられたことも…
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1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii

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