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多種多様なオンライン会議アプリ
コロナの影響でテレワークが当たり前となった昨今。同時に、それまでは「意識高い系のIT会社の人間が使うもの」程度の認識だったオンライン会議は急速に認知度を上げ、日々の業務で利用されるのが当たり前となった。
オンライン会議は、「オンライン会議アプリ」をダウンロードして使うのが一般的だが、そのアプリの数は現在、編集部が確認しているだけで50ほどもある(20年8月12日現在)。社内での会議でいろんなアプリを使い分けることはそれほど多くはないと思うが、日刊SPA!編集部でも取引先や取材相手の仕様に合わせて、ここ数ヶ月で様々なアプリをダウンロード、使用することが通例となっている。編集Tが経験しただけでも、その数は7つにのぼる。どのアプリもそれぞれ別の良さがあるが、その違いと概要についてまとめてみたので参考にしてほしい(順序はアルファベット順)。
Facebookのユーザー同士がリアルタイムでメッセージのやりとりを行える。25MBまでの容量であれば動画を共有することもできる。無料ビデオ通話は最大6人まで。
(一言コメント)正常進化系/電話→メッセ→映像もついた。電話感覚で楽しめる超簡単アプリ。
Facetime
iPhone、mac、iPadの間で使える無料のビデオ通話サービス。携帯電話の番号やメールアドレスを入力するだけで発着信ができる。グループ通話は最大32人まで。
(一言コメント)もともとあった系/アップルのすごさがわかる、ついていたけど使っていなかったこの機能、ちょっと前のSiriと一緒。
Google Meet
Googleが手がけるオンライン会議アプリ。最大250人まで招待できるので、大規模な会議、朝礼などの集会にも利用できる。自動字幕起こし機能も搭載。
(一言コメント)ついに本命登場系|きましたねGoogle。最近はGmailを開くと左メニュー欄に鎮座し、触って触ってといってくる 流石の世界標準プラットフォームです。
Skype
マイクロソフトが手がける、オンライン会議アプリの先駆け的存在。スカイプのユーザー同士であれば無料通話可能だが、固定電話や携帯電話にも通話が可能だ。
(一言コメント)老舗系|スカイプがあったからここまできたオンライン会議界の革命児。ちょっと前は若干不安定でいろいろあったが、そんなことはなんのその。使い勝手がアップデートされている。やっぱり羊羹はとらやに限るという人向け。
Teams
法人向けの普及が急速に進んでいるアプリ。10人でも1万人でもボタンを押すだけで切り替わり、細かい権限(発言の可否等)の割り振りも可能な点が特筆事項。
(一言コメント)しごと感UP系|365スケジューラー経由で現れる彼らは、いわゆる仕事人。効率・効果アップのためなら、なんでもお助けします。そんな感じがしごとゴゴロをくすぐる。
Whereby(元AppearIn)
URLの発行だけでビデオ会議ができる(ホスト以外はダウンロードも不要)。画面共有やテキストチャットなど、最低限の機能も備えている。突発的な少人数会議に最適。
(一言コメント)さくっと癒し系|少人数ならコレ、しごと以外ならぜひこれ。ともかくラク~な使い勝手と雰囲気がここちよい。
Zoom
こちらもURLの発行だけで会議ができるが、一定人数以上での長時間会議は法人アカウントが必要となる。画質、音質ともにユーザーからの評価は高い。
(一言コメント)ただいま本命系|急速拡大で市場を席巻する本命アプリ。「ズームしよう」はオンライン会議アプリであうこと、昔の「ゼロックスして」「ホチキスして」と同様な市場への入り込み方。
どれも同じと思っていたオンライン会議アプリだが、さくっと使っただけでも千差万別あることがわかる。実際に使ってみて、自分や組織に合ったアプリを見つけてほしい。<文/日刊SPA!編集部>