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「Uber Eats女子」それぞれの事情。コロナ失業、シングルマザーで配達員に

 利用者が急増し、もはや食事の選択肢のひとつとして当たり前になったUber Eats。じつは最近、女性の配達員が増えている。  Twitter上には、「#UberEats女子」のハッシュタグがあり、女性配達員同士が交流を深めている場面も。彼女達はどのような理由で配達員をやっているのだろうか。現役Uber Eats女子3人に話を聞いた。

可愛いお姉さんが配達に来たことがきっかけで「自分もやりたい」

ちゅん♡Uber配達員さん

ちゅん♡Uber配達員さん(Twitter:@pukuber)

 ちゅん♡Uber配達員さん(@pukuber)は普段、会社員として働く「副業Uber Eats女子」。コロナの影響により本業がリモートワークに。そして家で過ごす機会が増え、3kg太ってしまったことに悩んでいた時だった。 「本業の収入減はなかったのですが、お金を使う機会が減って。貯金できる額が少し増えたことにより、貯金に目覚めました。そんな時に利用者としてUber Eatsを使ったのですが、女子力高めな可愛いお姉さんが配達に来て。『Uber Eatsって女の子でもできちゃうの? 運動不足と貯金額を増すのにぴったりじゃん。私もやりたい!』と思ったのがきっかけです」(ちゅん♡Uber配達員さん、以下同)  女性でも配達員として活躍できることを知った。そんな出会いから約3か月後の9月6日からUber Eats配達員をスタート。  もちろん本業があるので配達をするのは本業に支障のない時間だ。 「平日は本業の就業時間後から始めるので夜間に。土日は予定の前や後に1~3時間ぐらい稼働しています。長時間働いて疲れてしまったり、雨の日で事故や風邪を引いてしまったりしたら本業に支障が出てしまいますから、“疲れて嫌になっちゃう前にやめる”がモットーです(笑)。本来はUber Eats配達員にとって、雨の日は注文数が多かったりインセンティブがあったりして稼ぎ時なのですが、私は稼働していませんね」  彼女は「誰よりもゆとり配達員な自信があります」と笑うが、それでも配達員として稼ぐにはかなりの体力勝負を求められるのではないだろうか。 「配達のスピードや数をこなすのは男性には勝てないなぁ、としみじみ思いますね。でも、私は副業だし人と比べずに私は私のできるところまで。疲れちゃったら帰ろうぐらいの軽い気持ちで1日数件だけやってます。多い時でも10件ちょっとですね。  いちばんツラかったのは、コンビニで大量のペットボトルをピックアップした時。店員さんも女性配達員が来たことにびっくりして、『重い物運ばせてごめんね』と謝ってくださって。完全に“運”なので誰も悪くないのですが、そうやって声をかけてくれると重かろうが遠かろうが、がんばろ~って気持ちになります」

女性配達員同士の交流会“Uber女子会”

 配達員の仕事をするなかでうれしかったことは「Twitterを通じてUber女子同士で仲良くなれたこと」だそうで、なんと“Uber女子会”なるものが開催されているのだという。
Uber女子会

女性のUberEats配達員で集まる「Uber女子会」の様子。美女ぞろい

「予想外だったんですけど、ほとんどUberの話をせず、ひたすらに女子トークでした(笑)。学校や会社の友達となんら変わらない感じですね。この歳になって新しい友達ができることはあまりないので、すごくうれしかったです。  お互いにUberEats配達員って共通点があり、仕事の苦労や楽しさを理解してる同士なので気が合いやすいのかな。Uberって体力的にキツいから、ガッツのある子が多くて。人として尊敬できる子が多いんです。もっと仲良くなりたいと思ってる子が何人かいて、これからが楽しみです」
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コロナ失業やシングルマザーの配達員も
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インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA

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