恋愛・結婚

500万円で身長を10cm買った30歳医師に聞く「高身長は本当にモテるのか?」

 人に会わないコロナ禍の今、大胆な顔の整形をする女性が急増しているなんてニュースもあったが、こんな時期だからこそ変身してしまうのもひとつの手だ。
Gen

現在美容皮膚科の院長として働くGenさん

【bizSPA!より転載。リンクなど元記事に移動します】⇒bizSPA!トップへ 【画像をすべて見る】⇒次へ>をタップすると次の画像が見られます  東ヨーロッパのアルメニア共和国で身長を10cm伸ばす手術を実際に受けた男性がいる。なんとその男性は医師で、整形の経緯をSNSで発信中だ。果たしてその手術はどんなもので、危なくないのか、どれぐらいお金がかかるのか。自分の身長を167cmから177cmに伸ばしたGenさん(30歳、@Gen_ilizarov)にインタビューした。

イリザロフ直伝医師のいるアルメニア

――身長を伸ばす手術を受けたきっかけは何だったんですか? Gen:もともと167cmなので、そんなに低いってことはないんですが、できるならやりたい。そこで研修医時代にお金を貯めて、27歳の時アルメニアに行って手術を受けました。医師としての知識はあったので、医学的に十分可能であると分かってましたから、それほど恐怖はなかったです。 ――なかなか思い切りがいる決断ですが、なぜアルメニアなんですか? Gen:身長を伸ばす手術は、もともと旧ソ連で確立されたのですが、アルメニアは旧ソ連国であり地理的にも近いので早い段階で技術が入ってきました。またアルメニアには、この手術を最初に行ったDr.イリザロフから直に技術を受け継いだDr.ミルゾヤンという医師がいます。彼が率いる「YCLLR」という病院のホームページには過去の症例写真もたくさん載っていたので、信頼できると確信し渡航しました。

1日1ミリずつ骨を伸ばしていく

Gen

治療中のGenさん(※画像は本人SNSより)

――身長はどのように伸ばすんでしょうか? Gen:全身麻酔手術で骨を折り、リング状の創外固定器を付けます。1日1ミリずつ創外固定器を延ばすことで、骨折部分にできた「仮骨(かこつ)」も延びていきます。仮骨はスライム状の「骨の赤ちゃん」のようなものです。骨延長が完了したら創外固定器は外せますが、骨が完全に固まるまでは、「髄内釘(ずいないてい)」という骨髄内のチタン製インプラントは挿入したままです。 ――なんだかとっても大ごとそうですね。 Gen:ザックリ言えば、傷が治る仕組みと一緒です。切り傷ができても、カサブタが出来て傷はふさがりますよね。これは人間のカラダ自身が持っている再生能力です。骨も同じです。通常の骨折であれば固定するだけですが、骨延長の場合はもう少し複雑で時間もかかりますが、おおまかな原理は同じです。
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帰国後は無事に日常生活に戻れた
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