マンガ家・小田原ドラゴン氏が語る「僕の無縁生活の過ごし方」
今年1月に高齢者の孤独死を扱ったNHKスペシャルの『無縁社会』。放送後、同世代だけでなく30代からも衝撃を受けたという声がネット上に飛び交い話題を呼んだ。孤立感を拭えない30代の人たちに打開策はあるのか? そこでSPA!は、人との繋がりを絶やさないためにとっておきの秘策を探ってみた。GWも一人という人、必読です!
マンガ家・小田原ドラゴン氏が語る「僕の無縁生活の過ごし方」
田舎で自給自足生活を。これなら、無縁でも怖くないですよ!
「僕は、このまま一人無縁でも全然OKですよ!」そう語るのは、モテない成人男性の日常を描いた『おやすみなさい。』をはじめ、主に童貞男を扱った作品が人気のマンガ家・小田原ドラゴン氏。しかし、なぜに?
「今ってブログやmixi、Twitterがあるから、会ったことがなくてもブログを読むだけでその人のことがよくわかるんですよね。そのやりとりは僕にとってリアルな友達付き合いと変わらないし、むしろそれだけで十分です」
自宅にはPCが2台あり、1台はベッド横に置き、起床したらまず電源を入れ、mixiのマイミクの日記などを巡回するのが日課だとか。とはいえ、いざというときに頼りになるリアルな友人がいないと不安にならない?
「誰かと一緒に暮らさなきゃいけなくなって、自由気ままな今の生活が壊されるほうが、よっぽど怖いですね。何かと面倒くさそうじゃないですか。それに、去年の夏に尿管結石になったんですけど、救急車を呼べばいいだけの話だったし、結局、誰かと暮らしていたとしても、病気になったら一人で治すしかないですからね」
しかし、現実に30代で無縁生活を不安がっている人が多い。そのことについてはどう思うのか。
「そんなに寂しいなら、ニコニコ動画で生放送でもすればいいんじゃないですか? 少しは反応も来るだろうし、変わった女の人から交際の申し込みが、たくさんあるかもしれないですよ(笑)」
そんな小田原氏は、すでに老後の”無縁生活”をもくろみ中だ。
「田舎に一軒家を買って自給自足生活でもしようかなって。そこで犬とオウムを飼って、自分が食べる分だけの野菜を作っていれば、怖いものなしでしょう!」
小田原氏のように、一人で生きる覚悟を決めて、潔く老後に備えるのもひとつの手かもしれない!?
【マンガ家・小田原ドラゴン】
’70年生まれ。’97年「僕はスノーボードに行きたいのか?」でデビュー。マンガ家のほかにも、イベント参加やネットラジオ配信などの活動も行う
イラスト/小田原ドラゴン
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