ハット姿が“老けて見える人”の共通点。簡単にできる「バランスのとり方」
日差しの強い残暑に活躍してくれる帽子。実用性のみならず、ぱっと見の印象をガラッと変えてくれる存在です。でも、帽子をかぶっている人自体が「全体から見れば多い」とは言えません。
「トレンドを追う」習慣がない男性は、つい見慣れたカタチを選びがち。これでは気づかぬうちに、時代遅れな印象に陥ってしまいます。帽子の形は、時代とともに定番がガラッと変わるものなのです。
そこで今回は、「ダサくならない帽子の選び方」を、『男の服選びがわかる本』(池田書店)の著者がポイントを解説します。
男性の帽子といえば、キャップ、ハット、ニット帽、ハンチングの4種類が浮かぶのではないでしょうか。これらは、ここ20年でトレンドとして浮上してきたデザインです。とはいえ、現在進行形でも主流とは言い難く、時代とともにメインストリーム自体も激変しているのです。
なかでもハットについては、“定番自体が変化している”という背景が。「リゾート要素」の強い中折れタイプと「ストリート要素」の強いバケットタイプ、どちらもハットと呼ばれる帽子ですが、デザインと印象は別物です。
中折れタイプのハットは、頭頂部が窪んだデザインのもの。パナマハットと呼ばれる乾燥した草で編まれた帽子によくあるカタチをしているため、リゾートのイメージが定着している帽子です。この帽子は、スーツを普段着として着用していた時代の紳士が被っていたことから、カジュアル全盛の今では、「中折れハット=キザ」と見えてしまう懸念があるのです。
では、一方の「ストリート要素が強い」バケットタイプとは、一体どのようなものなのでしょうか。
ハットは“定番自体が変化している”
「中折れハット」はキザな印象?
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“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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