「中敷きをすすめる靴屋」で買ってはいけない。サイズ調整の99%を解決する方法とは――大反響トップ10
反響の大きかった2023年の記事からジャンル別にトップ10を発表してきた。今回のジャンル分けには当てはまらなかったけど、まだまだある大人気だった記事を紹介する!(集計期間は2023年1月~10月まで。初公開2023年5月10日 記事は取材時の状況)
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こんにちは、シューフィッターこまつです。靴の設計、リペア、フィッティングの経験と知識を生かし、革靴からスニーカーまで、知られざる靴のイロハをみなさまにお伝えしていこうと思います。
靴屋さんはいい加減、「中敷きでサイズ調節しましょう」とアドバイスするのはやめてほしいと思っています。たしかに中敷きを使うことで、靴はきつくはなりますが、それは「昭和の常識、令和のウソ」です。
私自身、シューフィッターの立場として学生からはローファー、老若男女からスリッポンのカカトが「パカパカ」脱げるという相談を、過去に数えきれないほど受けています。
とくにこの季節、高校に入学して学校指定のローファーを買ったものの、サイズはあっているはずなのに足に合わずに靴ずれで血だらけ。夏休み前にギブアップするというケースは痛々しい風物詩です。
ローファーをはじめとするスリッポンタイプの靴は脱ぎ履きが多い日本人には大人気ですが、紐がないのでそもそもサイズ調節ができません。ほとんどの方は、足が靴のなかで遊んでしまい、おもにアキレス腱のあたりから靴ずれを起こします。
でも、実はそれ、簡単に解決できます。使うのは中敷きではなく、「タンパッド」です。これで99%解決できるんです。
「中敷きでサイズ調節」は時代遅れ!?
こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ」
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