“ケンコバの元相方”が松本人志の報道に感じたこと「僕からしたら『そやろな』という感じで…」
昨年末の第一報を皮切りに、『週刊文春』による「ダウンタウン松本人志氏の性加害」に関する報道が続いている。この件について、多くの人が意見やコメントを発信しているが、ケンドーコバヤシの元相方で2022年まで吉本興業に所属していた元芸人ムラコス氏も、自身のYouTubeチャンネルで「松本人志さんへご提案」と題して考えを語っている。発信する背景にはどんな思いがあるのだろうか。本人を直撃した。
同件の報道が出た際、世間は「まさか」と「いつかこうなると思っていた」の反応が混在していた。松本人志に憧れて芸人を志し、松本人志を笑わせたいという思いを胸にお笑いを続けていたというムラコス氏は、率直にどう感じたのか。
「僕からしたら『そやろな』という感じで驚きは全くなかったです。芸人の間ではまっちゃんが女好きで、女遊びも活発だったのは有名でしたからね。松本信者の僕でも擁護できないですよ」
世間的には、“クロ”という印象が広まる中、裁判を前にして「裁判の結果を待たないと何も言えない」という意見が多くなっている。しかしムラコス氏は、記事が出てしまったことに対して、次のような感想を持っていた。
「一流の芸能人にはそれなりの遊び方があると思うんです。まっちゃんほどの人だと、今回のような記事が出れば一大事になることはわかっていなきゃいけなかった。もし女遊びが我慢できないなら、一般人じゃなくてプロを呼ぶべきですよ。『一般人がいい』という性癖かもしれませんが、脇が甘すぎです」
ムラコス氏は、自身のYouTubeチャンネル内で、松本人志氏に向けて「まっちゃん、悪いと思っていなくても、まず謝ろう」と発言している。そこにはどんな意図があったのだろう。
「心の中では事実無根だと思っていても、せめて記者会見は開くべきでしょうね。まずは謝らないと。活動自粛も必要だと思います。報道が出てしまった以上、事実がどうあれもう無傷では済まないんです。なので一度謝罪した上で、活動再開した暁には、芸人として今回の出来事を皮肉ったような作品をつくって昇華させてほしい」
ジャンルとしては、「映画」を提案しているムラコス氏。なぜ、松本氏のこれまでの主戦場であるバラエティ番組ではないのか。
「映画はメタファーが使いやすいんです。松本さんの作品は『大日本人』も『しんぼる』もメタファーに富んだ作品でしたよね。これから裁判になりますが、まっちゃんはその勝敗がどちらになっても芸能界は辞めるつもりだと思うんです。だからこそ、最後にそんな作品を出して欲しいなと思います。まあ、まっちゃんの映画は、これまでスベってきてるんで」
性癖かもしれないが、脇が甘すぎ
「まず謝るべき」と発信した理由
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ