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「自作の官能小説」を同僚に送り付けた40代女性社員の末路。「朝礼で卑猥なシーンを読み上げられて…」

 不動産業界で営業職をしている広瀬拓海さん(32歳・仮名)には、思い出すのも嫌になる“逆セクハラ体験”があるという。 「相手の自分勝手過ぎる想いが不気味でしたね。嫌がれば嫌がるほどに過激になっていって、その辺りの感覚のズレも怖く思いました」
中年女性

画像はイメージです

飲み会がきっかけで40代の女性社員と親しくなったが…

 問題の相手は事務職をしている40代後半の女性社員・佐々木さん(仮名)だった。 「彼女はとても大人しい性格で、仕事の合間の雑談に混じることもなく、昼休みはいつも1人で本を読んでいるような人でした。なので、まさか彼女からあんな目を受けることになるとは思ってもいませんでした」  きっかけは会社での飲み会だという。 「たまたま佐々木さんと席が隣になったので、何の気なしに『どんな本を読んでいるんですか?』と話しかけたんです。彼女が名前をあげた作家の中に、僕も好きな作家がいたので、『あの作品良いですよね』と話しているうちに、けっこう盛り上がって。すごくうれしそうに本の話をする佐々木さんは、普段の様子とは全然異なり、なんなら好印象に思ったぐらいでした」  それから、社内で使用しているチャットツールでも、佐々木さんとコミュニケーションを取るようになった。 「おすすめの本を教えてもらったり、趣味が共通する者同士で、ちょっとしたやりとりをするようになりました。それである時に『もし良ければ、私が書いた小説を読んでもらえない?』と言われたんです。佐々木さんは趣味で小説を書いていて、誰かに読んでもらうことがほとんどないので、ぜひ感想をほしいとの話でした」

小説の内容が徐々に変化していった

 内容は思いのほか、悪くなかったという。 「読んでみたところミステリーで、オチもしっかりしていて、不倫をテーマにした内容も興味を惹かれたので、『すごく面白かったです』と素直に伝えたんです。それがうれしかったようで、それからたびたび短編小説の感想を求めるチャットが届くようになりました」  だが、気になることがあった。 「感想を送るととてもよろこんでくれますし、純粋に小説も面白かったので、時間がある時に読んでいたんですが、何作か読んでいるうちに内容が怪しくなってきて……。官能的なシーンが多くなってきたんです」
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官能小説の登場人物がまさかの…
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込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
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