ラブホでいい雰囲気のはずが…突然パトカーのサイレンに怯えだした彼。持っていた“黒い箱”に入っていたのは…
恋愛や婚活の出会い探しに広く活用されているマッチングアプリ。ブライダル総研(株式会社リクルート)の調査「婚活実態調査2023」によると、独身の4人に1人がマッチングアプリで出会いを求めたことがあるという結果になったそうだ。
今回のご紹介するエピソードは、とある女性がマッチングアプリで出会った男性とラブホテルに行った際に起きた衝撃的な一夜の話だ。
5年前の冬、マッチングアプリで知り合った強面の男性とデートしたという関西在住のOL・飯田美波さん(仮名・28歳)。
「大学卒業後、出会いを求めてマッチングアプリを始めたばかりの頃で、当時私は23歳でした。マッチしたなかに『いいな』と思う3つ上の男性がいたんです。彼は輸入家具を取り扱う会社に勤めていると言っていました。硬派な顔立ちで、威圧感のある男性でしたが、私はその凛々しさに惹かれ、何度か食事に行って親しくなっていきました」
その彼から「次は1日デートしよう」と誘われ、ドライブに行くことになったそうだ。
「彼の車で神戸をドライブデートしました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、六甲山から見えるきれいな夜景を眺めてデートは終了。……とはならず、二人とも離れがたかったので、ロマンチックな雰囲気のまま、山道沿いにあるラブホテルへ向かったんです」
街灯も少ない山道に、ポツンとあるラブホテル。二人を乗せた車は吸い込まれるようにそのホテルへ。
「付き合ってない男性と体を重ねることに少し抵抗はあったものの、そこはバリ島をイメージしたちょっと高級な南国風ホテルで雰囲気がよかったし、何より私は彼のことを好きになっていたので、ホテルで一緒にいられるのが嬉しかったのを覚えています」
だが、甘い時間を過ごした後、外の道路から聞こえて来た“ある音”に、彼はひどく怯えはじめたというのだ。
その音とは、パトカーのサイレンだった。
「こんな山奥の道路でサイレンが鳴り響いていたので珍しいなとは思いましたが、そのけたたましい音を聞いた彼は、急に挙動不審な動きが目立つようになり、ひどく落ち着かない様子でした。スマホで何やら調べたり、一度部屋を出てわざわざ外の様子を気にしたり。部屋に戻ってきたときには、車に積んでいたのか、黒いボックスケースを手に持っていました。
……何かおかしい。そう思った私は、彼が眠り込んだのを見計らい、一抹の恐怖を抱えつつも興味本位で黒いボックスケースを開けてみたんです」
マッチした強面男性とドライブ
六甲山沿いのラブホテルへ
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編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。興味のあるジャンルは映画・ドラマ・舞台などエンタメ系全般について。美味しい料理店を発掘することが趣味。
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