更新日:2015年12月25日 20:02
デジタル

スマホを「電話として使いたい」人の節約術

通話+データ通信で月額平均8000円が相場のなか組み合わせ次第では月額2000円台も夢ではない! スマートフォンは月々の料金がかさむ……そんなイメージはないだろうか。だが、工夫次第で維持費を抑えられるのがスマホのいいところ。自分に合った使い方を知って、賢く節約すべし! ◆通話端末との2台持ちを視野に入れよう  スマートフォンの維持費は、フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)に比べてどのくらい高いのか? ガラケーの場合、パケット通信料の上限は3大キャリア共通で4410円。それが、スマートフォンになると上限5460円になるので、単純に月1000円以上維持費がアップすることになる。通話プランが「M」クラスの場合、毎月の料金は8000円台が相場だ。だが、使い方次第では3000円くらいまで抑えることも可能。さっそく具体的な方法を見ていこう。  まず、「スマホはあくまで電話として使いたい。データ通信はおまけ。出先でメールをチェックしたり、必要なときにネットで調べ物をするくらいで十分」という人の場合、5460円のパケット通信料をフルで払うのはもったいない。  上記用途なら、通信速度が少しばかり遅くてもなんとかなるので、「通信速度が遅いかわりに安い」をウリにしているデータ通信プランを利用しよう。ドコモ回線を間借りして安く提供する事業者(MVNO)が増えているが、なかでもプランが豊富なのはbモバイルだ。 「bモバイルがイオン限定で出している『980円SIM』(100kbps/月980円)が注目されていますが、それなりに快適にネットを使うには最低でも数百kbpsは欲しい。『b-mobile SIM U300』(300kbps/月2483円)あたりが妥協点ですね」(モバイル評論家・法林岳之氏)  ただし、格安データ通信プランの多くは、データ通信のみで通話と組み合わせることができないため、利用する場合は別途、通話用の端末を持つ必要がある。持ち物が増えるのは面倒だが、実はこれも「コスト削減」のチャンス。 「通話専用の端末を持つなら、思い切ってPHSに替えるのも手。ウィルコムの『誰とでも定額』なら、1回あたり10分以内の国内通話が月500回まで無料になるので、月々の利用料金(2340円)の範囲内で、大抵の通話は収まるでしょう。スマホと合わせても月5000円ちょっとですね」
法林岳之氏

法林岳之氏

【法林岳之氏】 モバイル評論家、パソコン誌などでビギナー向け解説記事やハードウェアの試用レポートなどを執筆。スマホ関連の著書も多数 ― [スマホ維持](超)節約術【1】 ―
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